Google Wave開発中止のニュースに、多くの人が驚いたと思います。Waveは、わずか1年ほどで終了してしまいました。

Googleによると、大きな反発はないとのことですが、コアなファンがいたことも事実です。そこで、さっそくWave終了を残念と感じている人々が「Save Google Wave(Google Waveを救え)」というウェブサイトを作成し、Google Waveの存続を訴えているようです。

 このサイトでは、多くの人々がGoogle Waveへのサポートを表現しています。現在、Google Wave存続に「サムアップ」した人数が23,000人以上、Twitterのフォロワーは900人以上、サイトへのRTは250以上、Diggしている人数は70人以上、という状態です。

サイトでは、Facebookのようにボタンを購入したり、オリジナルTシャツ(記事冒頭画像「Google Waveを救え! で、手に入ったのはこのダサイTシャツだけ...」のプリント)も購入できます。この利益がどこへいくのかは不明ですが、制作者へのわずかながらの寄付となるのかもしれません。もっと熱いのが、Google Waveへのサポートメールです。物理学者やソフトウェア開発者など、さまざまな人々が、Waveへの熱い思いを綴っています。

今回のSave Google Waveを見ると、Googleのような巨大会社の持つ、影響力の大きさを感じます。Googleは、Waveの機能のほとんどをオープンソース化しましたが、残念ながら多くのWaveサポーターには、開発する技術まではなさそうです。しかし、彼らの情熱は、Googleにもう少し考え直させるインパクトは、あるかもしれませんね。

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Kevin Purdy (原文/訳:松井亮太)