探査機「はやぶさ」カプセル、24日から開封作業
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、13日に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルについて、24日から開封作業を始めると発表した。カプセルには着陸した小惑星「イトカワ」の砂ぼこりが入っていると期待されている。
カプセルをJAXA相模原キャンパス(相模原市)の施設に持ち込み、開封する。内部のガスなどが漏れないよう慎重に作業を進めるため、開封が完了するまで1週間程度かかる。これまでの調査では直径1ミリメートル以上の砂粒は見つかっていないが、砂ぼこりなどが入っている可能性はある。
砂ぼこりなどが入っていれば、地球の物質と区別する必要があるため、イトカワのものかどうか判明するのは数カ月から半年程度かかる見込み。