小型で音楽用ボタンを装備「BlackBerry Curve 9300」


「BlackBerry Curve 9300」

 「BlackBerry Curve 9300」は、小型・軽量のボディが特徴のリサーチ・イン・モーション製スマートフォン。12月に発売される予定。価格は一括で3万円台、購入サポートなど店頭の割引施策込みでは2万円を切る価格になる見込み。

 すでに発売されているBlackBerry Bold 9700の下位モデルに位置付けられ、QWERTYキーボードやトラックパッドの装備はそのままに本体を小型・軽量化したモデル。9700と比較して、液晶が解像度320×240ドット(QVGA)、カメラが約200万画素となることでコストダウンを図っており、法人向けに安価に提供できる端末としてラインナップする。8日に開催された発表会の展示会場では、説明員が「9700と機能は同等なので、液晶やカメラの性能が良い9700が個人向け、9300が法人向けにということになるのではないか」と説明していた。

 9700同様にBlackBerry OS 5.0を搭載。最新のBlackBerry端末としてApp WorldやApplication Centerを利用できる。BlackBerryの各サービスに加えて、12月からはspモードという形でiモードのメールアドレスのメールがやりとり可能。spモードは、実際にはBISサーバーにiモードのメールアカウントを追加する形になり、他の機種におけるspモードとは厳密には異なる形で提供される。spモードの名称でiモードのメールアドレスを利用できる機能は、同じOSを搭載する9700でもサポートされる見込み。

 本体上部には音楽再生専用のボタンが用意されており、再生・停止、早送り、巻き戻しの操作が行える。iTunesやWindows Media Playerとの同期ができ、32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。

 ディスプレイは約2.4インチ、320×240ドット、6万5536色表示の液晶。

 通信方式は3G+GSM。HSDPAとして下り最大3.6Mbpsがサポートされる。無線LAN、GPSが利用できる。Bluetoothはバージョン2.1+EDR。

 大きさは109×60×13.9(最厚部14.7)mmで、重さは約104g。連続待受時間は3Gで約260時間、GSMで約310時間。連続通話時間は3Gで約約230分、GSMで約250分。。ボディカラーは、Graphite Grayのみ。


 


 

 



(太田 亮三)

2010/11/8 12:49