　さまざまな困難を乗り越てきた小惑星探査機「はやぶさ」が6月13日、7年の旅を終えて地球に帰ってきた。本体は大気圏に突入して燃え尽き、カプセルは午後10時51分ごろ大気圏に再突入、オーストラリア・ウーメラ地区に着陸した。カプセルには小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性があり、14日午後4時過ぎ、宇宙航空研究開発機構（JAXA）の回収班が回収した。

　カプセルは18日に日本に到着。X線検査では1ミリ以上の砂はみつからなかったが、微細な砂ぼこりが入っている可能性があり、JAXAが分析を続ける。

　次世代機「はやぶさ2」の開発は予算の壁にぶち当たっているが、はやぶさの快挙が風向きを変えるか。

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「はやぶさ」探査機とそのミッション

はやぶさ探査機が拓くサンプルリターンと小惑星の科学

はやぶさ関連グッズ


商品	内容
はやぶさプラモ	「はやぶさ」の32分の1スケールプラモデル
擬人化フィギュア	「現代萌衛星図鑑」に登場する、はやぶさ擬人化キャラをモチーフにしたフィギュア
現代萌衛星図鑑	「はやぶさ」「ひまわり」など人工衛星を萌えキャラとともに解説

13日夜、帰還をとらえたライブ動画


時間	URL	内容
午後6時～	JAXA宇宙研究所はやぶさ管制室からライブ中継（JAXAのサイト、NECのサイト、宇宙教育テレビ、メディア・アイ・コーポレーションのサイト）	帰還の瞬間の管制室の様子をライブ中継、各サイトで配信
午後10時30分～	和歌山大学宇宙教育研究所がカプセル着陸地からUstream中継（UstreamのURL）	オーストラリア・ウーメラ近郊からライブ中継
午後10時45分～	NASA観測用航空機からのライブ中継	JAXAとNASAが観測用航空機DC-8から「はやぶさ」再突入時の火球の空撮に挑む（回線の状況によって、数時間遅れの映像になる可能性も）
午後10時～	おかえりなさい。はやぶさ　50億キロ宇宙のおつかい	「はやぶさ」のミッションや軌跡を振り返ったり、オーストラリアでカプセルの撮影にチャレンジするニコニコ生放送

イカロス君「はやぶさ兄さんに僕の広がった姿を見せられてよかった！」
宇宙ヨット実証機「IKAROS」が帆の展開に成功。Twitterの「イカロス君」は「やったぁー」と大喜び。イカロス君の“兄さん”こと「はやぶさ」も、「ついにやったな！」と“弟”をほめている。
お帰り、はやぶさたん！　擬人化フィギュア発売
「一生に一回の“お使い”を終え、地球に帰ってくるはやぶさたんを、みんなで祝福しようではありませんか」――「はやぶさ」をモチーフにした「擬人化フィギュアはやぶさたん」が10月発売。
「『はやぶさ』、そうまでして君は。」　帰還カウントダウン、Twitterも
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