米Apple、タブレット型端末「iPad」を発表


 米Appleは1月27日(米国時間)、9.7インチのマルチタッチ液晶ディスプレイを搭載したタブレット型端末「iPad」を発表した。iPhone/iPod touchをそのまま大きくしたようなデザイン、機能を備える。米国では3月から順次出荷、他の地域は追って発表する。価格はWi-Fiモデルが499ドルから。WiFi+3Gモデルが629ドルから。

 App Storeで提供している14万超のアプリケーションが動作し、すでにiPhoneなどで購入済みのものがそのまま利用可能。PCまたはMacとは「iTunes」を使ってシンクロする。あわせてマルチタッチ向けに設計したオフィススイート「iWork for iPad」も発売する。ワープロの「Pages」、プレゼンの「Keynote」、表計算の「Numbers」が各9.99ドル。

 また、無料の電子書籍アプリ「iBooks」をApp Storeから導入して、新たに開設するオンラインストア「iBookstore」から有料コンテンツをダウンロード購入できる。表示解像度1024×768ドット、LEDバックライトのディスプレイで読みやすいという。

 iPhone同様、フロントにホームボタンを備え、操作はタッチで行う。ストレージはフラッシュメモリーで16、32、64GBの3種類がある。大きさは高さ242.8×幅189.7×厚さ13.4mm。重さはWiFiモデルが680g、WiFi+3Gモデルが730g。

 CPUは次世代システムオンチップの「A4」で、動作周波数は1GHz。バッテリー駆動時間はWiFi使用時で最大約10時間。オプションでキーボード一体クレードル「iPad Keyboard Dock」も発売する。



(Infostand)

2010/1/28 09:00