コーヒー②

1月15日、総合マーケティングビジネスを手掛ける富士経済は清涼飲料に関する国内市場調査結果を発表した。同調査では、コンビニエンス(以下、CVS)カウンターコーヒーの躍進が顕著だ。

同調査では、CVSカウンターコーヒーの市場規模は、2014年は1,756億円(前年比152.8%)に、そして2015年には1,930億円(同168.0%)になると予測されている。

2014年は各コンビニチェーンでのカウンターコーヒーの販売価格が100円(税込)に集約が進み、また、チェーンによっては価格を下げたことが、カフェなどでコーヒーメニューの飲用機会が多い女性層や若年層の開拓に成功したとみている。さらに、年後半は駅ナカのコンビニもカウンターコーヒーの取り扱いを始めたことが、全体として2014年の販売杯数を大幅に増加したことにつながった。

カウンターコーヒーの先駆けである、セブン&アイホールディングス <3382> 傘下のセブンイレブンでは2014年11月末時点で5億杯(前年同期は4億5千万杯)を突破し、今期の販売目標を6億杯から7億杯に上方修正をした。さらに新商品としてドーナツを投入し、コーヒーを買いに来た消費者に「ついで買い」を促し、1店舗当たりの売上増加につなげようとしている。

(ZUU online)