Dropbox関連の記事が最近続きますが、Dropboxの開発チームは最近かなりお忙しいようです。

好調な滑り出しを見せているAndroidクライアントが脱ベータし、Blackberryインターフェースももうじきリリースされ、APIによりアプリケーションストレージのマッシュアップの扉が開かれます

また、iPad版も先日公開されました。APIの立ち上げはDropboxのストレージスペースを他のアプリケーションが使えるということであり、iPhone/iPad/Androidからファイルを移動したりする手間が省けるようになります。「どこでもDropbox」を実現するべくDropbox APIに欠かせないのはローカルエリア共有クライアント『Air Sharing』(iPhone/iPod touchの必需品(英語記事)!)、『QuickOffice』、バックアップの『Sprite Mobile』、英語音声認識アプリ『Dictamus』、ドキュメントビューワー『GoodReader』あたりではないでしょうか?

これらのアプリに対して、Dropboxは簡単な転送可能なストレージとして機能し、どこからでもこれらのアプリが使えるようになります。特にiPadの場合、ちまたで噂になっている実際の作業を行う、という機能性も持っているのです。

 現状で使えるAndroidアプリを例に説明してみます。これは電話またはmicroSDカードのスペースに全てのDropboxファイルを自動的に同期するものではありません。その代わりに、個々のファイルをダウンロードしたり、Dropboxのベーシックビューワーやインストールされたアプリでドキュメントを開いたり、新規作成、共有などが簡単に出来るようにしてくれます。

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任意のファイルを長押しするとコピー、メールで送信、またはAndroidの共有機能を使ってリンクを送信して共有することが出来ます。

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Androidアプリで最も便利そうなのが写真/動画、音声ファイルをDropboxアプリから直接新規作成でき、さらにそれを他のデバイスで使用可能な状態で保存できること。これらの機能は保存されたファイルへのアクセスが必要となるので、Androidのみの機能となりますが、バックアップサービスへのアクセスが常時可能、というのは心強いものです。

DropboxのプレスリリースによるとBlackBerryアプリのターゲットリリース日は今年の夏予定、とされていますが、その頃にはオフィシャルサポートも各種揃い、さらに使い易くなっていることが期待出来ますね!

Dropbox Anywhere

Kevin Purdy (原文/まいるす・ゑびす)