日清「ラ王」、ノンフライめんで復活
日清食品は24日、ノンフライめんを使ったカップめん「日清ラ王」を今秋に発売すると発表した。「ラ王」シリーズは生タイプのめんを使った高級カップめんとして1992年に登場。人気を集めたが、ここ数年は売り上げが低迷し、今月2日に生産を終了したばかり。技術革新で風味が向上したノンフライめんに装いを改めて復活する。
インスタントでは難しいとされていたラーメン専門店で人気の「太めん」を採用したのが特徴。新たな技術で太くても短時間で中心まで柔らかくなるめんを実現した。
「背脂濃コク醤油(しょうゆ)」と「旨味豚コク味噌(みそ)」の2種類で、容器は八角形にして目に付きやすいように工夫した。9月6日に関東甲信越と静岡地区で先行発売し、10月4日から全国に広げる。希望小売価格は237円で、年間100億円の販売を目指す。
発表会に出席した日清食品ホールディングスの安藤宏基社長は「おいしいものはきちんと認めてもらえる時代に反転しているように感じている」と新商品への自信をのぞかせた。〔NQN〕
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