マイ・ケミカル・ロマンス、新作が難航していたことを認める

マイ・ケミカル・ロマンス、新作が難航していたことを認める - 06年作 『ザ・ブラック・パレード』06年作 『ザ・ブラック・パレード』

マイ・ケミカル・ロマンスのボーカル、ジェラルド・ウェイは新作『Danger Days: The True Lives of the Fabulous Killjoys』のレコーディング・セッションが前作『ザ・ブラック・パレード』の大成功を受けて、かなり難航したことを認めている。

特にドラマーのボブ・ブライヤーが今年の春先に脱退してからはバンドもドツボにはまったとジェラルドは説明している。

「本当に最悪だったんだ。ヴァイブが全然よくなかったんだよね」とジェラルドは明らかにしている。「その時点までやってたことはすべて、なんか真空ポケットに入っちゃった感じのものばかりだったんだ。アーティストとしてはさ、それってもう終わってるっていうことしか意味しないわけだから」。

「でも、ぼくたちのスピリットがまたその後、復活してくれたんだよ。このバンドはどういう存在でなんなのかということに目をつむるんじゃなくて、ちゃんと解き明かしてもう一度それを受け入れるのにしばらく時間がかかったんだけどね」

ジェラルドによれば、今作からのファースト・シングルとなる“Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na Na)”をレコーディングしたことが大きな変化のきっかけとなったという。

「“Na Na Na”が書けた時、突然、全員の足元でなにかがぐっと引き締まったのがよくわかったんだよ」とジェラルドはBBCラジオ1局のゼイン・ロウに説明している。

「その時、ぼくたちとしては『この曲ですべて変わるんだ、すべて最初からやり直すぞ』ってわかったんだよ。本当に興奮したよ。今からもう一回人生を生き直せるって全員でそんな実感を得たからね。そんな気持ちになるのは久しぶりだったからな」

なお、バンドは先日、ロスアンジェルスでウィーザーのライブに客演してウィーザーの94年の “マイ・ネーム・イズ・ジョナス”を演奏した。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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