考察投稿抜粋/戦人メンヘラ説
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[編集]戦人メンヘラ説
[編集]うみねこの超展開な解答を真面目に考察する 25
39 :戦人メンヘラ説1/4:2010/08/21(土) 14:12:45 ID:pmQgRurO
暇なので昨日シコシコ書いたの投稿するおー
実は戦人は約束を忘れていなかったが『故に』魔法は成立しなかった説を挙げてみる
Ep7においてクレルは戦人が紗音との関係を忘れてしまったことを前提に話している。
だが、紗音が初恋の人だったと吐露する場面があり、実際には覚えていたとも解釈できる。
問題は、約束を覚えているか、だけでなく、それが今も有効であるか、ではないだろうか。
Ep5での裏茶会における戦人の回想を再読して欲しい。
「他の男とくっ付いちまうことだってあるぜ。俺の初恋もそんな感じだったさ」
これが紗音との恋を指すのであれば、初恋はいつ破れたのか。
言うまでもなく、彼女が譲治と良い仲になったと知った時点に他ならない。
つまり、六軒島にやってきた1986年10月4日ということになる。
彼は恋情を保ち続けていた、という推理は十分成立するだろう。
次に、恋心を忘れていなかったと仮定したときに出てくる疑問について考えてみよう。
戦人はなぜ六年もの間音信不通でいたのか、という問題がある。
これについては、手紙は譲治に握りつぶされていた、という既出推理がある。
私自身はこの推理を支持しているのだが、批判者も多いのでここでは採用しない。
実際に六年間紗音と連絡を絶っていたとすると、その動機は何か、ということになる。
そこには、彼の親子関係が関わっているのではないか。
留弗夫が母と結婚していながらも、霧江とも関係を保っていたことを知り、彼は激昂した。
父に対する嫌悪感は、彼の自我を、恋愛観を形成する大きな要因となっただろう。
不倫や二股に対しては絶対否定の立場にあったことは、Ep6からも推理できる。
だが、果たしてそれだけで済んだのだろうか。
40 :戦人メンヘラ説2/4:2010/08/21(土) 14:14:19 ID:pmQgRurO
不倫とは、妻に対しても、愛人に対しても不誠実な行為である。
それを平然と(という風に戦人には見えた)行った留弗夫の血を、自分は引いている。
自身に対する不信感はもちろん、不誠実な愛によって生まれたという意識は無かったか。
ある意味で、彼もまた自身が家具である、という意識に取りつかれていた可能性は?
真実の愛というものに不信感を持ちつつも、それを求める気持ちがあったということは?
その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、
悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くす愛とは、本当に存在するのか。
少なくとも、自分の両親にはそれは無かったようだが。
正直ゲロカスが混じっているのは認めるが、この類の葛藤が戦人の中にあったではないか。
そして、彼もまたルーレットの目に全てを賭けたのではないだろうか。
もしも、時を隔て結婚が可能となった今もまだなお。
初恋の人の胸に自分がいるのならば。
そのときは、きっと。
いや、『絶対』に。
まぁ、ここまで深く考えていたかはともかく、近いものはあったのだろう。
あんまり関係ないけど、戦人が魔術師となったことを承認したのは絶対の魔女だしね。
はてさて、本当に不誠実であったのは、果たして戦人の方か。
以上をもって、約束は無効となってはいなかったのだ、という真実を提示する(青字)
41 :戦人メンヘラ説3/4:2010/08/21(土) 14:16:12 ID:pmQgRurO
ここからは推理というよりは考察だが、本題の何故奇跡は起きなかったのか、に入る。
ベアトリーチェの求めた奇跡とは、失われた愛の復活である。
だが、前述の推理を前提に考えると、そもそも愛は失われていないのである。
死んだものを蘇らせるのは魔法だが、生きているものを蘇らせるのでは矛盾である。
そう、ベアトリーチェの魔法は初めからロジックエラーを起こしているのだ。
これではいかな奇跡の魔女でも叶えることは難しい。
サイコロで一つの目を連続で出し続けることはできても、無い目を出すことはできない。
その気があろうとなかろうと、ベルンカステルではハッピーエンドを呼び込めないのだ。
おそらくは絶対の魔女でも不可能。
絶対の意思には理論上不可能なものを実現する力はなく、超パーではチョキには勝てない。
では、原初の魔女で愛を信じ続けることはできないのか。
そもそも、これで満足できなかったからこそ、儀式に頼ったのではなかったか。
よって、魔法にはヤスを救うことはできない。
(魔女に)ハッピーエンドは与え(られ)ない!(赤字)
結局のところ、ハッピーエンドという宇宙を創りだすのに必要だったのは、
憂き世を彩る魔法でも、
惚れた相手の思考を読み取るチェス盤思考でも、
全てを巻き込んだルーレットが呼び起こす奇跡でもなく。
あなたが好きだ
という、たった一言だった、というオチ。
42 :戦人メンヘラ説4/4:2010/08/21(土) 14:17:11 ID:pmQgRurO
長くなったので三行でまとめると
・戦人はゲーム開始時点では約束を果たすつもりだった
・すれ違いがあるだけなのでベルンカステルではどうしようもない。
・Ep1の時点であの巨(虚?)乳を揉んでおけば惨劇回避余裕でした(赤字)
以上です
48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/21(土) 15:29:41 ID:01HSWKxg
>>42
なかなか面白かった。
確かに、戦人が覚えてないって決め付けちゃったのは結局ヤスなんだよね。
ヤスは色んなパターンでボトルメールを書いたのだろうが、
そのすべてで戦人は約束を覚えてない設定なんだろう。
だから物語中の戦人とベアトはすれ違ってしまう。
皮肉なことにヤス自身が、
戦人とベアトがすれ違う結末しかない猫箱の中に真実を閉じ込めてしまった。
54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/21(土) 16:06:01 ID:pmQgRurO
>48
どっちかが相手の不義理を詰ればそれで済む話だったんじゃないのかと
ある種の悲劇は喜劇にしか見えないっていう私がパリアッチなんですオチ
>49
妄想にしなくても説明はつくよー
まず、出題編の時点では人間に犯行は可能=ハウダニットのみに戦人の意識が集中していた
推理していた俺たちは普通に誰がベアトリーチェか=フーダニットにも言及していたから混同しがちだけどね
それに俺が挙げた推理では戦人はそもそもこっちは覚えていたけど、単に向こうがフったとしか考えてないわけで
だから、お前の罪を数えろ!って言われても、紗音に対して悪いことしたって意識が向かなかっただけだと思うよ
それにEp5裏茶会での戦人は謝るより先に、お前は馬鹿だって詰っているようにも見える。
戦人の罪は約束を忘れたことじゃなくて、六年間ほったらかしにするという拷問にかけたこと
そして、紗音の罪とは恋人の真心を疑って、他の男と関係を結んでしまったこと。
昔の戦争映画でよくあるパターンだね
信じることの大切さ、っていうのは竜ちゃんのテーマだと思うの
63 :メンヘラ説:2010/08/21(土) 17:01:18 ID:pmQgRurO
あー一応補足しとくとメンヘラ=カウンセリングの必要な人ぐらいの意味ね
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