鳩山氏、引退を事実上撤回 「党の状況思わしくない」
【ハノイ=共同】民主党の鳩山由紀夫前首相は24日夕(日本時間同日夜)、訪問先のベトナム・ハノイで同行記者団と懇談し、首相退任時に次期衆院選には出馬しないとしてきた自らの去就について「議員を続ける方向に気持ちが傾いてきている。まだ決めていないが今年中に結論を出す」と述べ、政界引退の方針を事実上、撤回した。
理由について鳩山氏は「民主党の状況が思わしくない。自分なりの役割を投げ出していいのかという、いろいろな声をもらっている」と説明。その上で「自分の判断を前向きに変えないといけないかなと思う」と強調した。