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ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(一)(1000点世界文学大系 北欧篇3-1) 新書 – 2008/10/20
スノッリ・ストゥルルソン
(著),
谷口幸男
(翻訳)
北欧神話の主神オーディンは神ではなくて、人類史上の支配者、つまり王である。 アジアにあるアーサヘイムの首都アースガルズの支配者で、数々の国々を征服しながら、当方から北進し北欧に至り、最後にはスウェーデンで病死する。 生前は常勝の王で、魔術や詩作に長じていた。北欧語「古事記」、ただしその筆法ははるかに近代的である。
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社北欧文化通信社
- 発売日2008/10/20
- ISBN-10493840902X
- ISBN-13978-4938409029
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商品の説明
著者について
1179年、アイスランド西部クヴァムル生まれ。三歳の時学者セームンドの孫にあたるヨーン・ロフトソンの養子になり、当時学芸の中心地であったオッディで養育され、ここでほぼ二十年間を過ごす。彼の歴史や神話や古語についての教養はすべてこのオッディで培われた。 1206年頃、レイキャホルトに移り、ここで生涯の終わりまで住むことになる。 スノッリのもうひとつの作品に詩作入門書というべき「散文エッダ」がある。1241年没。
登録情報
- 出版社 : 北欧文化通信社 (2008/10/20)
- 発売日 : 2008/10/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 344ページ
- ISBN-10 : 493840902X
- ISBN-13 : 978-4938409029
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,955,090位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,575位ドイツ文学研究
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- - 108,283位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北欧神話やゲルマン人の社会に関心がある人にとってははずせない『ヘイムスクリングラ』の初めての邦訳書です。平易に読めますが、完全な一般書の体裁なので、注や用語解説もついておらず、これだけを読むと大きな勘違いをしてしまうかもしれません。その点、危険かも知れません。挿絵も豊富な英訳書が何種類も出ていて安価に入手できるので、参照するとよいと思います。
2016年6月12日に日本でレビュー済み
「新エッダ」などで知られる北欧の詩人、スノッリ・ストゥルルソンが様々な資料をもとに著した「王のサガ」。その貴重な原典邦訳です。
北欧神話の神であるオーディン、ニョルド、フレイなどが実在の王であったとされ、彼らの一生や、そこから続く王の系譜が書かれています。
スウェーデン、ノルウェー、デンマークなど、北欧諸国にわたって活躍するヴァイキングの王様たちの物語です。
一巻の見どころは、史上初めてノルウェーを統一する「ハラルド美髪王」のサガ。その息子であり、父から譲られた全土の絶対的支配権を我がものとするため、多くの兄弟を殺すことになる「エイリーク血斧王」の物語。
エイリークの異母弟であり、当時異教徒であるキリスト教徒でありながら、父譲りのカリスマ性によって僅か15歳で人心を集めて兄を追放し、王座につく「ホーコン善王」のサガ。
エイリークの息子であり、長い国外追放・放浪生活を経て、兄弟とともにホーコンを破って王座につく「ハラルド灰衣王」のサガ。
このあたりが有名な王様の話で、また内容も濃くてとても面白いです。
文面から当時の人々の習慣、信仰、暮らしぶりなども伺え、歴史に興味がある方はもちろん楽しめると思います。
また、この4人の王様の話は物語としてもとても面白いです。
美髪王がノルウェーを統一するきっかけとして、求婚した絶世の美女に「全ノルウェーの王になったら結婚します」と言われ、ノルウェーを統一するまで髪を切らないと誓いを立てる…など、ヒロイックサーガが好きな方にお勧めできるドラマチックな古典だと思います。
注意点としては、有名な神様が出てくる序盤と、上記の4人の王様のあたりはともかく、中盤くらいまでは王様の事跡と名前が列挙されるだけなので(そこも古事記と似ている気がしました)その部分は読んで面白いと感じる方は少ないと思います。
また、古典の邦訳なので文体は少し古めかしいところがあり(そこが重厚感があって良いのですが)古代北欧詩の特徴である隠喩(ケニング)が多用されているので、やさしい文章ではないと思います。(ただケニング部分にはカッコ書きで注釈がついているので、意味が理解できないということはないです)
同訳者の「エッダ 〜古代北欧歌謡集〜」を問題なく読める方なら恐らく普通に楽しめるでしょう。
神々が主役のエッダとは違い、人間の視点から北欧の神々がどう見られていたのか?も伺えます。
神話好きの方も、当時の信仰のかたちや儀式の詳しい方法などについて、人間側の視点から新しい発見があるのではないでしょうか。
4巻全て読みましたが、個人的には1巻が物語として1番面白かったので、興味がある方はまず1巻だけ買って読んでみることをお勧めします。
2巻はものすごい読みにくい試練の巻ですが(笑)デンマークのハラルド青歯王、スヴェン八字髭王、ヨムスボルグやクヌート大王も少し登場しますので、デンマーク王家やヴァイキングが好きな方は続きもどうぞ。
青歯王は先に挙げたハラルド灰衣王の養父なので、1巻にも少しだけ出てきます。
北欧神話の神であるオーディン、ニョルド、フレイなどが実在の王であったとされ、彼らの一生や、そこから続く王の系譜が書かれています。
スウェーデン、ノルウェー、デンマークなど、北欧諸国にわたって活躍するヴァイキングの王様たちの物語です。
一巻の見どころは、史上初めてノルウェーを統一する「ハラルド美髪王」のサガ。その息子であり、父から譲られた全土の絶対的支配権を我がものとするため、多くの兄弟を殺すことになる「エイリーク血斧王」の物語。
エイリークの異母弟であり、当時異教徒であるキリスト教徒でありながら、父譲りのカリスマ性によって僅か15歳で人心を集めて兄を追放し、王座につく「ホーコン善王」のサガ。
エイリークの息子であり、長い国外追放・放浪生活を経て、兄弟とともにホーコンを破って王座につく「ハラルド灰衣王」のサガ。
このあたりが有名な王様の話で、また内容も濃くてとても面白いです。
文面から当時の人々の習慣、信仰、暮らしぶりなども伺え、歴史に興味がある方はもちろん楽しめると思います。
また、この4人の王様の話は物語としてもとても面白いです。
美髪王がノルウェーを統一するきっかけとして、求婚した絶世の美女に「全ノルウェーの王になったら結婚します」と言われ、ノルウェーを統一するまで髪を切らないと誓いを立てる…など、ヒロイックサーガが好きな方にお勧めできるドラマチックな古典だと思います。
注意点としては、有名な神様が出てくる序盤と、上記の4人の王様のあたりはともかく、中盤くらいまでは王様の事跡と名前が列挙されるだけなので(そこも古事記と似ている気がしました)その部分は読んで面白いと感じる方は少ないと思います。
また、古典の邦訳なので文体は少し古めかしいところがあり(そこが重厚感があって良いのですが)古代北欧詩の特徴である隠喩(ケニング)が多用されているので、やさしい文章ではないと思います。(ただケニング部分にはカッコ書きで注釈がついているので、意味が理解できないということはないです)
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4巻全て読みましたが、個人的には1巻が物語として1番面白かったので、興味がある方はまず1巻だけ買って読んでみることをお勧めします。
2巻はものすごい読みにくい試練の巻ですが(笑)デンマークのハラルド青歯王、スヴェン八字髭王、ヨムスボルグやクヌート大王も少し登場しますので、デンマーク王家やヴァイキングが好きな方は続きもどうぞ。
青歯王は先に挙げたハラルド灰衣王の養父なので、1巻にも少しだけ出てきます。