Windows:『Omnimo』はWindowsデスクトップを近々登場予定のWindows Phone 7のユーザインターフェースの見映えと使用感に変貌させてくれるWindowsデスクトップカスタマイズツール。

魅力的で機能的であり、目新しくて役に立つ、という良いこと尽くめな感じですよ。設定が終わるとWindows Phone 7スタイルのウィジェットがOmnimoカスタマイズによって、デスクトップに追加され、天気やカレンダー、お気に入りのプログラム、未読メール、メモ、システム監視(CPU、ハードドライブ、RAM使用量など)、Wi-Fiシグナル強度などへのアクセスが簡単に!

その上、設定が一度終了してしまえば、全てのカスタマイズはドラッグアンドドロップで可能なのでいじり方も自由自在。

Omnimoホームページで紹介されている多種多様な設定から一部を抜粋してご紹介しますので興味のある方は最後までお付き合い下さい。

 

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※クリックで拡大

Omnimoのインストール

『Omnimo』のインストールを開始する前に、まず『Rainmeter』の最新版をダウンロード、インストール必要があります。64-bitのWindowsを使っている方は64-bit用のバージョンをダウンロードして下さい。『Rainmeter』は究極のデスクトップシリーズでも何度となく紹介してきている素晴らしいWindowsカスタマイズツール。『Rainmeter』を使ってOmnimo Windows Phone 7スタイルのカスタマイズのフレームワークを作成し、『Omnimo』のスキンやレイアウトを使って実際のデスクトップを形作っていきます。『Omnimo』のダウンロード/インストールに関しては後ほど説明します。

ダウンロードした後、『Omnimo』インストールを開始する前に最低でも一回は『Rainmeter』を開く必要があります。これは『Omnimo』をインストールするのに必要な構成ファイルを作成するための初期ルーチンを一通り設定しておくために必須となっています。『Rainmeter』のインストールが終了したら(シンプルなインストールウィザードに従ってインストールしてください)、起動し、システムトレイアイコンから『Rainmeter』を終了し、次のステップへ進みます。

次にOmnimo UIをダウンロードし、インストールする作業に映ります(このページの左サイドバーにダウンロードリンクがあります)。

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Segue UI Lightフォントがコンピュータにインストールされていない場合、右クリックメニューから、またはフォントフォルダにドラッグすることにより含まれているフォントファイルをインストールする必要があります。今回使用したWindows 7のテストマシンではフォントが既に存在していたのですが、今一度確認しておくと良いかと思います。不安な場合はインストールしてしまって問題ありません。すでにインストールされている場合、Windowsからの警告が表示されるので、インストールをそこでやめて下さい(Windows 7にはデフォルトで入っているフォントだと思うのですが、XPにはない可能性もあります。ちょっとここまで確認できてないです。すみません)。

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ここまでの作業が完了したらOmnimoダウンロードに含まれているRainstallerユティリティを起動。これによりスキンやテーマがRainmeterフォルダの適切な場所へ追加されます。この作業の前にRainmeterは終了しておいて下さい

スキンをインストールする場所を調整したい場合は、起動させ、カスタムインストールボタンをクリックします。通常の場合であれば「Express Install」で十分なはず(Rainmeterの設定が全てデフォルトになっている状態ならばExpress Installを選択すれば問題ないはずです)。インストールが終了したらLaunch Rainmeter on exitのチェックボックスにチェックを入れたままの状態でFinishをクリック(このプログラムにスペルミスがあるので、Finishではなく Finnishとなっていますが...そこはご愛嬌ということで)。

『Rainmeter』が再度起動され、新しくインストールされたばかりのOmnimoデスクトップが表示されます。下記のスクリーンショットのような感じになっているはず。:

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Omnimoの設定

OminimoスキンでRainmeterを起動すると上記のWelcome to Omnimo画面が表示され下記のギャラリービューが続けて表示されます。ここではパネル、スキン、背景などが選択可能。

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ウィジェットを追加するには、アイコンをクリックして配置したい場所へドラッグします。スキンを変更すると四角の背景色も変更されます。背景を選択すると壁紙の上にオーバーレイされます。これらの設定を後でやりたい場合は、小さいプラスサインをクリックすることで再度開くことが出来ます。

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これでウィジェットがデスクトップに追加されたわけです。次に右上に小さいアイコンが表示されるまでウィジェットをマウスオーバーし、表示されたレンチをクリックし、設定画面を表示させます。ちなみに設定画面がないウィジェットもあります。ウィジェットを終了するにはxをクリック。再度表示させたい場合はギャラリーから追加します。

レンチアイコンをクリックするとRainmeterに組み込まれているEnigmaConfigureユティリティが起動。それぞれのウィジェットにはそれぞれの設定パラメータがあり、例えば天気は米Yahoo!の情報を使う、などの設定が可能になっています。

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設定が全くできないようになっているウィジェットもありますが、代わりにビューまたは機能を切り替える矢印が付いています。例えば、ウェブブラウザウィジェットの矢印をクリックするとデフォルトで設定されているIE以外のブラウザを選択可能です。カレンダーウィジェットで矢印をクリックするとビューの選択が出来ます。

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Win+Dのショートカットを使うとRainmeterと全てのウィジェットが非表示になってしまうので、このショートカットを多用している方はちょっと使用の際に注意が必要です。代わりにWin+Mを使って全てのウィンドウを最小化させるほうが便利かと思います。

Omnimo』はXP以降の全てのWindowsシステムに対応。

『Omnimo』はWindows用のフリーダウンロード。Rainmeter 1.1以降のRainmeterが必須となります。試してみた方は感想をコメントで教えて下さい!

How-To Geek (原文/まいるす・ゑびす)