米上院、金融制度改革法案の本会議での審議入りを57対41で否決
【NQNニューヨーク=滝口朋史】米上院は26日、金融規制改革法案の上院本会議での審議入りを巡って採決し、賛成57、反対41(棄権2)で否決した。民主党ではリード上院院内総務(ネバダ州選出)とネルソン議員(ネブラスカ州)の2人が反対票を投じた。上院本会議での審議入りの要件は上院定数(100)のうち60人の賛成。同法案には上院農林委員会で可決したデリバティブ(金融派生商品)の規制強化法案が含まれており、本会議での審議開始に対して市場の警戒感が強まっていた。