1000キログラムの塩、それは迷宮となった

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    1000キログラムの塩、それは迷宮となった

    まるでしょっぱい気持ちにならないお塩です。

    こちらは美術家山本基氏の作品。この白いのはお塩。お塩約1000キログラムを使って作られたアート。部屋に塩ばーんって撒いただけじゃんかよ、って今思いました? とんでもない、近くで見て下さい。

    20110204saltmeze01.jpg

    なんとお塩迷路になってるのです。作品名はまさに「迷宮」、こちらはフランスで展示されたものですが、他にも世界各地でショーを開いています。また、山本氏は、ショー終了後に使用したお塩を参加したい人が持ち帰り、海に還す「海へ還る」というプロジェクトも同時に行っています。

    山本氏曰く、

    私の作品の多くは、展覧会が終わってしまうと形が消えてしまいます。しかし作品で使った塩が海を巡り、さまざまな生き物の命を支えてくれることでしょう。もしかしたら私たちが口にする機会が訪れるかもしれません。もちろん作品の素材として再会できれば最高の喜びです。

    見た目の美しさ、そして終了後も還ってはつながるコンセプト。まったくしょっぱくないお塩の山ですね。

    [Co.DesignMOTOI YAMAMOTO]

    そうこ(Rosa Golijan 米版