浦安市、千葉県議選の投開票せず 異例の再選挙へ
東日本大震災による液状化被害などの復旧を優先し、千葉県議選の投開票事務を拒否していた同県浦安市は10日、投票所を設置せず投開票を実施しなかった。3人が立候補した浦安市選挙区(定数2)は、当選者が決まらない異例の事態となり、4月下旬以降に再選挙が行われる見通し。
県選管によると、再選挙は公選法に基づき、当選人を決定する12日に開催予定の選挙会の翌日から14日間の異議申し出期間の後、50日以内に実施するとしている。
現在の県議は29日に任期が満了するため、5月中旬の臨時議会に再選挙が間に合わなければ、浦安市選挙区選出の県議が不在となる。
4月1日の告示以降、街頭演説などの選挙運動を続けてきた候補者の一人は「投開票がなかったのは残念だが、次の選挙に向けて準備を始める」と話した。〔共同〕