「1日でここまでできるとは。HTML5はハマれば速いかも」---日本Androidの会 神戸支部とHTML5-WEST.jpは2011年2月6日、「HTML5 x Android アプリ開発ハッカソン」を開催した。会場の兵庫県立大学大学院には約40人の開発者が集まり、10組に分かれてHTML5を活用したAndroidアプリ開発を競った。

写真●「HTML5 x Android アプリ開発ハッカソンの模様
[画像のクリックで拡大表示]

関西のコミュニティ「HTML5-WEST.jp」

 日本Androidの会 神戸支部は、2010年7月に設立されたコミュニティ。情報交換をしながら開発をするDevelopers’ Cafeや初心者向け講座など、月2回程度と活発に勉強会を行っている。

写真●日本Androidの会 神戸支部の高木基成氏
[画像のクリックで拡大表示]

 HTML5-WEST.jpは関西を中心にHTML5関連の勉強会やイベントを開催しているコミュニティだ。HTML5-WESTの村岡正和氏は「現在はまだブラウザによって実装状況が異なる部分もあるが、これから重要になってくる」と語る。

写真●HTML5-WESTの村岡正和氏
[画像のクリックで拡大表示]

「初心者も歓迎」のハッカソン

 このハッカソンは「初心者歓迎!」と銘打ち、参加者の中にはHTML5やAndroidのアプリを開発するのは初めてという人もいた。そういった参加者向けに、午前中はチュートリアルが行われた、講師は夜子まま氏。アプリ開発コンテスト「Masuup Award 6(MA6)」でITmedia賞を受賞した猫語変換アプリ「猫語にゃん」や、「ゆかたんタイムライン」の作者である。チュートリアルではTwitterのつぶやきを取得して表示するアプリの作り方を解説した。

写真●夜子まま氏によるAndroidアプリ開発チュートリアル
[画像のクリックで拡大表示]

 チュートリアルが終わると、チーム分けだ。グラフィックスやコミュニケーションなど様々なアプリのテーマ案が出され、参加者は興味のあるテーマに集まるという形でチーム分けが行われた。最終的に「チーム初心者」、「チームビッグマウス」、「チームSencha」、「チームALiBi」、「チームマクド」、「チームグラフィック」、「チームいいね!」、「チーム文芸部」、「チーム紅」、「チーム白」の10組が結成された。

 各チームは昼食をとりながらアイディアをまとめたあと、開発に入った。ゴールは19時。約6時間でプレゼンまで含めて仕上げねばならない。全員がパソコンに向かい、一心に作業を始めた。

写真●もくもくと開発
[画像のクリックで拡大表示]
写真●ホワイトボードでディスカッション
[画像のクリックで拡大表示]
写真●さらにもくもくと開発
[画像のクリックで拡大表示]

 そして19時、タイムリミットが到来し、各チームのプレゼンが始まった。