スマートフォンで表示させたfoursquareの画面
スマートフォンで表示させたfoursquareの画面
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 位置情報ベースのモバイル向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「foursquare」を運営する米foursquareは米国時間2011年1月24日、ユーザー数が600万人を突破したと発表した。また「2010年は3400%の急成長を遂げた」として統計データを公開した。

 foursquareは2009年3月にスタートしたサービスで、ユーザーが店舗やホテルなどの場所を訪れて、モバイル機器からチェックイン(投稿)し、ユーザー同士で情報交換することができる。チェックイン回数に応じてポイントが貯まり、仮想バッジがもらえるといったゲーム感覚が受けて、着実にユーザー数を伸ばしている。

 2010年の総チェックイン件数は3億8157万6305件で、国際宇宙ステーションからのチェックイン1件が含まれる。最もチェックイン件数が多かった駅は、米ニューヨーク市のペン駅。2位が東京都の渋谷駅、3位が東京都の新宿駅だった。

 最もチェックイン件数が多かったイベントは、2010年10月30日にワシントンDCで開催された集会「Rally to Restore Sanity」で、3万525件のチェックインがあった。

 foursquareのような位置情報ベースのサービスは、地域ビジネスとの連動という観点からも関心を集めている。SNS大手の「Facebook」や地域レビューサイト「Yelp」も、同様のチェックイン機能を導入している(関連記事:Facebook、現在地周辺のクーポンを取得できる新たなモバイル機能地域レビューサイト「Yelp」、位置連動クーポンの発行を可能に)。

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