アップル製品を買うのは微妙な季節...iPad、iPhone 4、そしてMacBook Proも

  • author 福田ミホ
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アップル製品を買うのは微妙な季節...iPad、iPhone 4、そしてMacBook Proも

春が近づいています。

でも、アップル製品購入を考える人にとっては、今は微妙な時期です。というのは、今市場に出回っている「最新」のものを買っても、近々さらに新しいものが登場してしまう可能性が高まっているからです。ここで言う「アップル製品」とは、iPhone 4iPad、そしてMacBook Proです。

新製品をなるべく早く手に入れたいというガジェット好きな方は、やはり製品のライフサイクルの前半で欲しい物を購入した方がいいです。一般的に、ガジェットを買ってからその後継機種が発表されるまでの時間が短ければ短いほど、その発表のときのショックは大きくなってしまいます。

でも、このガジェット幸福度の公式には、時間だけでなく、さらにふたつの変数が含まれています。価格と、後継機種の魅力度です。たしかに次のiPhoneはすごいかもしれませんが、それは100ドルで買えるものでしょうか? また、新しい機種のかっこよさが前の機種をはるかに超えるほどでもなければ、ショックも小さくなります。

でも逆に、もし新しい機種が本当に画期的で、前の機種ではできなかったものすごい何かが完ぺきに実現されていたりしたら、後悔は爆発して底抜けのブラックホールになってしまいます。

ともかく、なぜiPadを今買うのが微妙かというと、iPad 2が2ヵ月以内に登場しそうなんです。2ヵ月以内と言わず、もっと近々に発表されるという説も出てきています。iPhone 4の後継の発表はiPadより後になるでしょうが、いずれにしても近付いていることを示す情報は出てきていまです。

さらに今、MacBook Proについても待ちの姿勢にならなくてはいけません。MacBook ProのアップデートがiPadやiPhoneより先にありそうなんです。チェン記者と僕がこう考え始めたのは2週間ほど前で、その主な理由はIntelの第二世代CoreプロセッサーのSandy Bridgeチップが、CESで発表されたことです。新しいMacBook Proでは、大きなデザイン改造をしていないとしても(本当の意味での次世代MacBook ProはもっとMacBook Airみたいなものになると思われます)、中身は新しいものになっているはずです。

状況証拠もそろっています。MacBook Proの在庫が薄くなりつつあり、新しいMacBook ProのSKUが家電量販店Best Buyのコンピューターシステムに入っています。また、アップル販売店の一部には今週アップルから「密封されたパッケージ」が来ることが予告されていて、アップルが「大きなプロダクトローンチ」の準備をしているという情報もあります。Apple Insiderの情報源によれば、Sandy Bridgeチップ以外にも変更があるかもしれません。

とはいえこれら全部を総合すれば即「来週、新しいMacBook Pro発表」になるかというと必ずしもそうではないのですが、来週ではないにしろ、少なくともこの先数ヵ月以内遅くとも6月には、内部パーツの刷新はありそうです。僕自身はいつも自分のコンピューターを新世代のチップのローンチに合わせて買うか、作るかするので、次のMacBook Proはねらっています。でも差し当たりは、とにかく待ちです。特にこの1週間は。

待つのはつらいです。Amazonで注文すれば何でもすぐに届くこの時代、1ヵ月、2ヵ月も待つなんてたまりません。でも少し辛抱すれば、あまりに新鮮で生でも食べられるような新製品が手に入るんです。耐えましょう。

[MacRumorsengadget、AppleInsider(12)]

Matt Buchanan(原文/miho)