米Nielsenは米国時間2011年1月3日、米国のモバイルプラットフォーム市場に関する調査結果を発表した。過去半年におけるスマートフォン購入者の間で米Googleの「Android」の人気が高まっており、これに米Appleの「iOS」とカナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」を加えた3つのモバイルOSの競争がますます激しくなっている。

 2010年6~11月に米国の成人消費者が購入したスマートフォンの40.8%は、OSとしてAndroidを採用していた。26.9%がiOSを、19.2%がBlackBerryをベースにした機種だった。

 成人スマートフォン所有者全体を対象にした場合、使用デバイスのOSはiOSが28.6%と最もシェアが大きい。次いでBlackBerryが26.1%を占め、Androidは25.8%だった。6月時点はBlackBerryが33.9%、iOSが27.9%、Androidが15.0%とシェアに開きがあったが、今では順位をつけるのが難しいほど接近している。

 また、6~11月に携帯電話を購入した消費者のうち、45%が多機能携帯電話よりもスマートフォンを選んだ。Nielsenは、こうしたスマートフォンの普及拡大が、これら3つのOSの人気を押し上げていると分析している。

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