米Barnes & Nobleは米国時間2011年1月24日、電子書籍リーダー端末「NOOK」向けデジタルニューススタンド「NOOKnewsstand」を通じた定期購読および単体販売件数が、開設後2カ月で65万件を超えたと発表した。

 NOOKnewsstandは、NOOK向けに新聞や雑誌などの定期刊行物をデジタル形式で配信/販売するサービスで、2010年11月に7インチのフルカラーディスプレイを搭載した電子書籍リーダー端末「NOOKcolor」を出荷したのに合わせて、NOOK用電子書籍オンラインストア内に立ち上げた。現在120種類以上の雑誌や新聞を扱っている。

 Barnes & Nobleは、NOOKcolorのカラー体験が電子書籍の購入増加に拍車をかけていると分析する。同社によると、昨年12月25日以降のNOOKユーザーによる定期購読注文は、過去12カ月全体の売り上げをすでに150%上回ったという。

 新聞や雑誌の電子版配信をめぐっては、米Amazon.comが電子書籍リーダー「Kindle」向けの配信を行っているほか、米Googleがデジタルニューススタンド事業を計画していると米Wall Street Journalが今月初めに報じている(関連記事:Google、新聞/雑誌の電子版を販売する「デジタル・ニューススタンド」を計画)。

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