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 NTTドコモは2011年2月23日、iモード端末向けコンテンツ販売サイト「ドコモマーケット(iモード)」のパソコン向けWebサイトを開設した(写真)。3つのストアのうちPC向けにオープンしたのはアプリケーションマーケットの「アプリストア」。PC向けサイトから、メールやQRコードにより携帯電話で簡単に販売ページにアクセスできるようになっている。

 アプリストアでは、携帯電話向けサイトに実装している「お気に入り」機能も利用可能だ。パソコン向けサイトでアプリを探してお気に入りボタンをクリックすれば、パソコン、携帯電話共通のお気に入りアプリの一覧に追加できる。携帯電話からアプリストアにアクセスすれば、パソコンで登録したお気に入り一覧から詳細ページにアクセスできる。

 スマートフォンではiPhoneのアプリマーケット「App Store」、Androidのアプリマーケット「Android Market」ともに、パソコンからアプリの詳細情報を閲覧できる機能を用意している。それぞれで方法は異なるが、パソコンを使ってアプリをダウンロードする機能も実装している。

 今回のドコモの取り組みは、アプリマーケットを携帯端末、パソコンの両方で展開する動きがフィーチャーフォン(従来型携帯電話)にも拡大してきた格好だ。アプリ販売への導線が公式サイトだけではなくなり、ソーシャルメディアなどインターネットサービス経由でヒットを飛ばすiアプリが出てくる可能性がある。

 従来は分かれて発展してきた携帯インターネットとPCインターネットが、融合に向かう端緒になりそうだ。