技術の進化やクラウドの普及などにより、インターネットに接続されたパソコンやスマートフォンがあれば、狭苦しいオフィスにいなくても連絡がとれ、どこでも仕事ができる環境が整ってきました。仕事するのにオフィスはいらない。これぞ「モバイルオフィス」です。

サンタバーバラを拠点とする建築家Matthew Hoffman氏は、1970年代のアメリカ製トラベルトレーラー(キャンピングトレーラー)「Airstream(エアストリーム)」を仕事場として利用しています。

仕事に必要なものだけでなく、シャワー・トイレやキッチンなども完備されており、快適に過ごせるように工夫された、安心して仕事にとりくめる居心地の良さがここにあります。オリジナルのテイストを取り込みつつ、モダンにアレンジしたレトロフューチャーとも言うべき内装は、見ているだけでわくわくしてきますね。

 

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「自分もいつかは...」と夢見るほど、このワークスペースが気に入った筆者のAdam曰く、ニューヨークのデジタル広告代理店Razorfish社には、コンピュータ設備を備えたランチブースがあり、ちょっとしたランチミーティングをよくしていたそうです。

上の画像のように、このトレーラーオフィスのテーブルスペースには、iMacのディスプレイが角度調整の可能なフレキシブルマウントアームで取付けられており、食事をするときなど、使用しない場合は、邪魔にならない位置へ移動できます。

座面下には引き出しがついているので、プリンターなどを収納するのに便利。限られたスペースを広く活用する上手なアイデアですね。生活空間と仕事場を共存させ、メリハリもつけられて一挙両得。下記リンク先では、ビフォー画像も含めて様々な写真が見られます。気になった方は、そちらもチェックしてみてください。

Airstream Dreams [Desire to Inspire via Unplggd]

Adam Dachis(原文/訳:kiki)