マンチェスターUなどで活躍した元フランス代表FWエリック・カントナ氏(44)の悪名高い「カンフー・キック」の被害者が、今度は加害者になった。マシュー・シモンズ容疑者(36)は、95年1月に退場処分を受けた同氏をスタンドからののしり、報復のキックを受けた。16年後、同容疑者は8歳の息子がチームから外されたことに腹を立て、そのチームの監督を殴り倒した。法廷では罪を認めず、同監督から「ナチスの残党」と侮辱されたと言い訳したが、それは自らがカントナ氏に叫んだとされる言葉でもあった。同容疑者の主張は認められず懲役刑が確定した。