富士宮やきそば学会 会長 渡辺英彦のブログ(富士宮市地域力再生総研代表)
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逆転の発想

今日は久々にデスクワーク、ここのところほとんど毎日出掛けていたので暇がなかったのです。

韓国へ観光キャンペーンに出掛けたりもした、鹿児島で桜島が噴火しているのも見た、新潟、磐田、都留、あちこちで講演したのだが、何処へ行ってもあまり面白い企画に遭遇しない。

要するに皆まっとうで正統派の取り組みをしているのである。例えば都留市では「ブランディング導入研究会」を組織し、地域の素材を洗い出し、「歴史と癒しのまち」というコンセプトを作り上げたのだが、「歴史」とか「癒し」で外部の特に一般消費者や観光客にインパクトを与えられるかということが問題だ。

私は逆転の発想が大事だと考えている、例えば「都留」(ツル)という語彙から、「ハゲ」が連想される。「ハゲ」をマイナスイメージで捉えるのではなく、「励ます」とか「ピカっと光る」と捉え、「都留ッパゲプロジェクト」等を企画する。都留は現在「ツールdeパスタ」というパスタ(ニョッキ)によるまちおこしを進めているが、都留ッパゲの元気な親父に「都留ッパゲティー」というスパゲティーを売らせるのである。割引セールは「都留の恩返し」である。

これならばマスコミが喜ぶのではないかと思うのだが・・・。

葉っぱビジネスに学ぶB.B.(ババービジネス)

10日、富士市交流プラザで、今ではもうすっかり有名になった徳島県上勝町、㈱いろどりの横石副社長の講演を聴いた。人口2000人、高齢化率50%、95歳のおばあちゃんが木に登って葉っぱを採って料亭に売る、自分でパソコンを操作し、月に50~100万円を稼ぐ。仕事をするから元気になり、医療費も四国で最低、Iターン、Uターンの若者が平均年齢70歳の会社に入社し、雇用を創出することにもつながり、町の人口より視察者の数の方が多い。まさに何もない?まちでの逆転の発想、気が付きそうで気が付かない地域の資源を活かした素晴らしいまちおこしの先進モデルである。

高齢化社会における様々な問題を解決する最も有効なことは、元気な年寄りを増やすことである。年寄りにやりがいのある仕事、出番を生み出してやることが、これからの地方都市では大きな課題といってよいだろう。富士宮もやきそばを通してババーの活躍の場を創出しており、地方を救う先進ビジネスモデルの一例だと思うのだが・・・?


信州・地域活性シンポジウム

7日(土)松本で行われた信州産学官連携機構主催、内閣府等が後援するシンポジウムに参加しました。信州大学の中嶋教授からのお誘いで、内閣官房地域活性化統合事務局の上西事務局長代理、農水省大臣官房食糧安全保障課末松課長、株式会社三越相談役で長野県マーケティング支援センターの中村特別顧問、長野大学環境ツーリズム学部の三田教授、信州大学農学部の大井教授というメンバーの中に一人、「富士宮やきそば学会会長」が混じっており、尚且つ一番のメインである基調講演をするという内閣府としては思い切った企画というか(やきそば学会を本物の学会と思ったのか?)・・・?

会場は、松本のホテルブエナビスタ、信州でブエナビスタとは、ライ・クーダーもびっくりの名前、スペイン語で「素晴らしい景観」という意味だが、流石内閣府協賛だけあって非常におしゃれな会場でした。

場違いな感じもしないではないが、今回のテーマが「信州の食と観光~交流人口が生み出す地域活性化」であり、異業種交流、行政や大学とのコラボレーション、地域の草の根的取り組みなどをつないで継続的な地域再生・地域活性の取り組みを考えるという内容であり、そういうことならそのすべてに関わりをもった活動をしているのは自分だよなと開き直って思いきり富士宮のPRをしてきました。

中嶋教授から地域活性学会へのお誘いも受けているので、この際もう一歩アカデミックな世界に足を突っ込もうかとも考えています。もちろん今までのように面白くて怪しいイメージも損なわないで話題づくりは欠かさないようにしていきたいと思っていますので、そこんとこよろしく!(もう古すぎる表現だったか?)

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