計画停電中の一酸化炭素中毒、3件 閉じ込めは32件 東京
東京都内で計画停電の実施中、密閉された室内で発電機や七輪などを使った人が一酸化炭素中毒となる事故が3件起きていたことが24日、東京消防庁のまとめで分かった。エレベーターに乗っている最中に停電となり閉じ込められるケースも32件発生していた。
同庁によると、22日夜、自宅で発動発電機を使っていた八王子市の男性(61)が一酸化炭素中毒となっているのが見つかり、病院に搬送されたが死亡した。同日、室内で七輪や火鉢を使ったことによる重軽症の事故も2件起きた。いずれも計画停電の実施中だった。
同庁の担当者は「密閉された室内で一酸化炭素を発生させる器具は極力使わず、計画停電を実施する地域で、時間にはエレベーターを使用しないでほしい」と注意を呼びかけている。