昨今のビジネス誌で効率の良いスケジュール管理について取り上げられているのをよく目にする。iPhoneなどのスマートフォンをはじめとしたディジタル・ガジェット。それに対してのアナログは、「手帳術」という言葉もあるように、手帳の類が注目されている。
さて、この『知的生産手帳2011』であるが、タイトルのとおりこれは「手帳」である。しかしこの「手帳」には「使い方」が存在する。
何せ手にとってすぐ目に付いたのは、帯紙に躍っているコピーである。『あなたの人生を「視覚化」する手帳です』。そのために「使い方」が存在するということだ。
「手帳」といえば、主な用途はスケジュール管理やメモ、アドレス帳などであろう。しかしこの「手帳」は「人生を視覚化する手帳」らしい。
なるほど、冒頭から36ページに亘って続く「使い方」と、メインとなる手帳の部分を見て了解した。この手帳は2011年版ではあるが、2011年が終わり巻末に近づくと「一生の計画」というページがある。つまり、従来の手帳ならば一年間しか計画することがきなかったが、この「手帳」は、今後何年も何十年も(!)先のことも計画できるのである。
また肝腎な手帳部分(スケジュール管理)にも触れておきたい。主な内容は月間予定表と週間予定表である。特筆すべきは週間予定表で、最近流行している縦方向の時間軸に予定を記入するバーティカル・タイプであり、時間帯は朝5時から深夜1時まで。十字リーダも入っており、使用者が使いやすいよう配慮されている。1ページあたり二日分という余裕ある記入スペースもありがたい。
さらに各ページの上部(ヘッダ)には、偉人・著名人らの名言が掲載されており、下部(ヘッダ)にはその日に生まれた偉人・著名人の名も記されており、手帳を開くのが楽しくなるような工夫もなされている。
従来の「手帳」とは少し違ったこの「手帳」。試す価値、アリ。

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知的生産手帳 2011 Diary – 2010/9/29
久恒 啓一
(著),
NPO法人知的生産の技術研究会
(著)
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3000名の会員を擁する知的生産の技術研究会が贈る手帳。
月間スケジュールやデイリースケジュールなどのタイムマネジメントだけではなく、キャリア形成に役立ち、人生を俯瞰し実りある豊かな人生を送るための「使える」アイデア、フォーマットを満載する。
知的生産の技術研究会、創立40周年を記念する、実務手帳の決定版。
手帳ブームの昨今、勉強熱心で上昇志向のビジネスピープルにうってつけの手帳である。
月間スケジュールやデイリースケジュールなどのタイムマネジメントだけではなく、キャリア形成に役立ち、人生を俯瞰し実りある豊かな人生を送るための「使える」アイデア、フォーマットを満載する。
知的生産の技術研究会、創立40周年を記念する、実務手帳の決定版。
手帳ブームの昨今、勉強熱心で上昇志向のビジネスピープルにうってつけの手帳である。
- 本の長さ316ページ
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2010/9/29
- ISBN-104492043985
- ISBN-13978-4492043981
商品の説明
著者について
● 久恒啓一(ひさつね・けいいち)
NPO法人知的生産の技術研究会理事長・多摩大学教授。
1950年大分県中津市生まれ。73年日本航空入社。勤務の傍ら「知的生産の技術」研究会に入会し、著作活動を始める。広報課長などを経て97年早期退職し、県立宮城大学に教授に就任する。2008年度より多摩大学経営情報学部教授。著書に「図で考える人は仕事ができる」(日本経済新聞社)、「志」(ディスカヴァー)、「才能が99%目覚める生き方」(三笠書房)他多数。
● NPO法人知的生産の技術研究会
「知的生産の技術」(岩波新書)の著者・梅棹忠夫先生を特別顧問に、1970年にビジネスマンの勉強会として発足した歴史のある知的集団。全国に6支部がある。ほぼ毎年出版活動を続け、現在までに35冊の著書がある。代表作には16万部のベストセラーになった「私の知的生産の技術」をはじめ、8万部の「続・私の知的生産の技術」がある。近著に「知の現場」(東洋経済新報社)。
NPO法人知的生産の技術研究会理事長・多摩大学教授。
1950年大分県中津市生まれ。73年日本航空入社。勤務の傍ら「知的生産の技術」研究会に入会し、著作活動を始める。広報課長などを経て97年早期退職し、県立宮城大学に教授に就任する。2008年度より多摩大学経営情報学部教授。著書に「図で考える人は仕事ができる」(日本経済新聞社)、「志」(ディスカヴァー)、「才能が99%目覚める生き方」(三笠書房)他多数。
● NPO法人知的生産の技術研究会
「知的生産の技術」(岩波新書)の著者・梅棹忠夫先生を特別顧問に、1970年にビジネスマンの勉強会として発足した歴史のある知的集団。全国に6支部がある。ほぼ毎年出版活動を続け、現在までに35冊の著書がある。代表作には16万部のベストセラーになった「私の知的生産の技術」をはじめ、8万部の「続・私の知的生産の技術」がある。近著に「知の現場」(東洋経済新報社)。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2010/9/29)
- 発売日 : 2010/9/29
- Diary : 316ページ
- ISBN-10 : 4492043985
- ISBN-13 : 978-4492043981
- カスタマーレビュー:
著者について
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大分県中津市生まれ。九州大学法学部卒業後、株式会社日本航空に入社。本社広報課長、サービス委員会事務局次長を歴任。また、当時から「知的生産の技術」研究会に所属し、著作活動も展開した。
日本航空を早期退職し、1997年4月に新設の宮城大学教授に就任。2002年には「図で考える人は仕事ができる」を出版、ベストセラーとなり、書籍における「図解ブーム」を巻き起こした。
2008年に多摩大学経営経営情報学部教授に就任。2012年より経営情報学部長。2015年より副学長。
これまでの図解路線の著作に加え、ライフワークとして行ってきた偉人の記念館を訪ねる旅の成果をまとめた著作も展開している。
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
5グローバルレーティング
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星5つ48%52%0%0%0%48%
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評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2010年11月15日に日本でレビュー済みこの手帳が徹頭徹尾目的としているのは、今日、明日、今週、今月、今年の時間管理である。
「時間管理できなければ人生管理できない!」。
今年1年のざっとした計画を終わりの方のページに「2011年の計画と総括」とあるところに書く。
公人が1、私人が2になっているから仕事とかのオフィシャルなことは1に、
プライベートなことは2に書いておく。このページをコピーして壁にはっておくのもいい。
それから各月の計画はマンスリー・プロジェクトのところに書く。書き方は好きなように書けばいい。
次に各月のカレンダーが基本的な表である。日付の四角のなかにやることなどを書く。
周辺の余白に今月やることなどをぐじゃぐじゃ書いておけばいい。
月は週割になっている。週の始め、ウイークリー・メモのところに今週やることを書く。
それから、毎日の日付に入る。 TO DOとあるところに今日やることを書く。やったら横線で消す。
残ったら明日に回し、今日やることをTO DOに書く。
毎日のスペースはけっこう広いのでなんでも日記的に書く。
スペースが空いたらその日の伝票類、手元に残ったキップ類など記録に残るものを貼り付けておく。
人からもらった手紙、ハガキなどは住所・連絡先のところを切り取って貼っておく。
このように台帳的な機能を持たせる。
こうして貼り付けていくと手帳自身がふくらんでくるが、そういうことは悪い気がしないものである。
この手帳の月ごとのページを切り離して軽くして持ち運ぶことを考えている人もいる。
後ろのページのほうに鳥の目4週間スケジュール表ソフトがついている。
所定のURLでインターネットからダウンロードすればエクセルの表が出てくるから白紙状態でダウンロードして手書きしてもよく、画面で書き込むこともできる。これはすこぶる便利である。
要するに私たちは毎日を消費して生きている。よき消費はよき生産である。
今日一日を力一杯働いて夜はぐっすり眠る。そうすれば不安など感じるヒマはない。明日を思い煩うなかれ。
毎日悔いのない生活を送ろう。
若い人はこの本に久恒さんの一生の計画を今日一日のスケジュールに凝結して生きていくことを説明した文がついているからそれを読むとよい。
それから毎日の日付けの上に名言が書いてあるから、これを読むとその日の活力が沸いてくる。
- 2011年11月2日に日本でレビュー済み2011年度版を使ってすごく良かったのに、2012年版が11月初旬でまだ出来てないなんて信じられません!それと、年間カレンダーとか来年のカレンダーとか一覧出来るページがないのでちょっと痛いです。発売するとの事ですので待ってますから、早く発売してください!
- 2010年11月3日に日本でレビュー済み手帳なのに、なぜカテゴリーが読書になるのか。
と思ってしまうような手帳。
本書は、梅棹忠夫さんの本を端に発足した知的生産の技術研究会という私の所属している会の事務局をしている秋田さんからの情報で、感想を書いてくれる人には、献本します・・・という条件のもとで頂いた本である。
手帳なのに、感想!?と最初は疑問に思った。
そして、手帳の感想を書くなら、きっと一年後になってしまうんだろうになぁ…とも思ったけど、とりあえず面白そうなので献本をお願いした。
現在その会の理事をしている久恒啓一さんを中心に考えられた手帳らしい。
この手帳に関しては、良い面と悪い面を正直に書いていく。
良い面は、
'@1年後だけでなく、これからの自分について考えるきっかけや考え方を与えてくれる
'A時間軸が、5時から25時までと幅広い。
'Bいろんな人の格言が沢山載っており楽しい。
'Cto doリストなども整備されており、なかなか完成度が高い。
悪い面は、
'@重い。いろんな内容が詰め込んであり、本の要素もあるので、手帳として持ち運びにくい。
'A一年間書き続けていけるか不安。
たぶん、この手帳を1年間使いこなしていければ、それなりに成果が目に見える形で現れていくのではないかと思う。しかし、はたして自分がこの手帳を1年間使い続けていけるか・・・という自信はない。結構適当な性格であるため、面倒になってしまうかもという懸念がある。
でも、内容は結構よいので、この手帳を参考に色々と考えていけるといいなぁ…と思う。
とりあえず、来年やりたいことは決まっているので、そこに向かってやるのみ!!
- 2011年1月1日に日本でレビュー済みえーっ? これ手帳やのに手帳ちゃうやん?! とワケのわからぬ叫びを何度もあげながら一気に読みました。
だって、人生125年の生き方を提案されるわ、自分の生い立ち・性格・出会い・能力なんか記入させられるわ、自分史まで作るハメになるんですよ。こんなに超大スケールで知的刺激のある手帳に出会ったのは初めて。今、万年筆を片手にアドレナリンがブワァ〜ッと出てきています。
「手帳」とは何か? 単に手におさまる帳面でなく、人生を豊かにする道具。
「豊かさ」とは? カラダを土台にカネ&ヒマを得て最終的にココロを得ること。
「自分史」とは? 人生の総括でなく、今の自分の総括。
人生125年において2011年はどう過ごすか? 人生俯瞰からライフデザイン構築まで、具体的テクニックが図解されたこの素晴らしい手帳で、素敵な一年へと旅立ちたいと思います!