ガリバーが被災地に提供する車両の活用アイデアを募集する『TAGプロジェクト』を開始

access_time create folder生活・趣味
ガリバーTAGプロジェクト ウェブサイトより

車の買い取りと販売の『ガリバー』を展開するガリバーインターナショナルは、被災地支援のために提供する1000台の車両(中古車)のうち100台を、支援活動を行うNPOをはじめとする各団体に貸し出すことを発表。ただ物資やお金を提供するだけでなく、「必要としている人」に「どんな風に使ってもらうか」をネット上で議論しながら決める『ガリバーTAGプロジェクト』をスタートしました。

同社では、提供車両を被災地に届けるべく災害対策本部と調整を行っていましたが、現地の情報を収集するなかで、被災地支援活動を行うNPOなどの支援団体にも車両提供の必要性があることが判明。100台をそうした団体に貸与することを新たな支援方針とし、その活用アイデアなどを『Twitter』を利用したプラットフォーム『Blabo!(ブラボ)』で話し合うことにしました。

『Blabo!』に設けられた『ガリバーTAGプロジェクト』のオープン会議室では、「被災地、車の使い道アイデア」「被災地、車のニーズ」を募集。「どこに、どれだけ、どんな形で」車両を届けるのが良いのかという被災地と被災地支援活動のニーズとアイデアをもとに、車両の提供先を決定していくそうです。

貸出対象は、原則として被災地の支援活動を行っている団体、貸出期間は最大6カ月。車種や台数は相談のうえで決定。現在、『ガリバーTAGプロジェクト』には、「避難所と市内で営業している銭湯の送迎」「移動式カフェやスーパー、映画館、図書館」「医師と薬局の巡回」などのほか、「地元中心にカーシェアリングの会社を起業」など、さまざまなアイデアが寄せられています。

被災地でのニーズの確認という段階をひとつ増やすだけで、お金やモノが何倍もの力になるかもしれません。ネットを活用すれば、被災地および被災地支援団体のニーズを比較的手軽に確認することができます。今後も、こうしたステップを含めた支援スタイルが増えていくといいですね。

ガリバーTAGプロジェクト
http://www.bla.bo/c/glv_tag/
※閲覧は誰でも可。投稿には『Twitter』アカウント及び『Blabo!』への登録(無料)が必要です。
※画像は同サイトより引用。
 
 

■関連記事
海水で冠水した車両には「むやみに触らない」「バッテリーを外す」 JAFが呼びかけ
【顔の見える支援】お酒を飲んで被災地の酒蔵を応援する『呑みボラ』 参加者募集!
【顔の見える支援】小さな避難所へニーズに合わせた救援を展開『RQ市民災害センター』
【顔の見える支援】三陸のおいしいかき再生を目指す“オーナー制度”がアツい
“顔の見える”被災地支援 八戸のレストランを“予約”して漁師さんと地元にエール!

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. ガリバーが被災地に提供する車両の活用アイデアを募集する『TAGプロジェクト』を開始
access_time create folder生活・趣味

Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。