【2月17日 AFP】世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)を7度制し、2005年に1度現役を退いた後09年に復帰したランス・アームストロング(Lance Armstrong、39、米国)が16日、再びプロ競技からの引退を表明した。

 アームストロングは声明で、引退理由について「自分のすべての時間を家族に捧げ、がんと闘い、ツール初優勝前に創設した基金を運営するため」と説明。「今後力を注ぎたいのは、5人の子どもたちを育てること、『ライフストロング』(アームストロングの基金)の使命を広めること、それから素晴らしい企業パートナーの協力を得て、がんとの闘いにおけるベンチャー事業を育てることだ」と述べた。

 最初の引退から復帰して参戦した09年ツール・ド・フランスで、アームストロングは3位に入る活躍を見せた。ただ、この1月にオーストラリアで開催された「ツアー・ダウンアンダー(Tour Down Under)」では67位に終わっていた。(c)AFP

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