だめ...訳者はぜんっぜん見えません!
今週のギズ写真コンテストのテーマは、眼鏡抜きで裸眼で奥行きや出っ張りが楽しめる3D写真です。2つの白い点がひとつになるよう目の焦点を合わせると浮いて見えるはずなのですが、米読者さんも見えない人と見える人でぱっかり分かれてますね。
見えない方のために読者のrick23さんがこんな長いハウツーも用意してくれました。
1) 白い点を見つめてください。2つの点に見えるように。
2) まぶたの筋力を抜き、二重に見えるようにします(できるよね? 酔っ払った時によくやる座った目ですよ)
3)すると点は4つに増えます--左に2つ、右に2つ(これは目の周りの筋肉を意識的にリラックスさせないとできない。どっかひとつのものに目の焦点を合わせると、元の点2つにたちまち戻っちゃうから)
4)焦点ボカした画像をそっと動かし、中央2つの点をひとつに合体させ、全体で左・中・右の計3個になるようにします(これは結構難しい。自分は勤務先の部署の壁にMagic Eyeのポスターがあるんで慣れてるけど)
5)4)ができたら目線を下の画像に泳がせましょう。左(の目の縁)に1枚、右に1枚、そして真ん中にもっとクリアな画像が見えますよね。それが3D写真です。
どうでしょ?
トップの写真「サンタさんを迎える準備中」アメリカでは聖夜サンタさんへの差し入れ(クッキー&ココアなど)を暖炉の前に置いて寝ます。「味もおいしいよ。きっとこれならサンタもがっかりしないさ」Canon T2i、ISO 3200、0EV、f 3.5、1/30 -Diego Jimenezさん
階段フレーミングはパワポでやって、そのスライドをjpgで保存したものです。Nikon D40、18mm、三脚使用 -Jorge Jimenez
クリスマスツリー真っ先にクリスマスツリー撮ろうと思いました。他にも沢山撮る人いると思うけどほんとに綺麗ですよね。僕はステレオグラム大好きなので、撮影も楽しめました。Nikon D90、18-55mmレンズ、F11、6sec、三脚使用 -Pedro Vasconcellos
真夜中の仕立て屋倉庫のマネキン。普段も怖いけど、暗い部屋でMagliteのフラッシュライトだけ頼りに撮ると威圧感倍増です。他の素材も考えたけど、試しにやってみたい欲望に勝てなかったのです。写真はPSでアセンブルしたのでまさに「サイレント・ヒル」! Nikon D5000 (VR 18-55mm キットレンズ)、f/11、6 sec -Brian Rowe
マクロ撮影でも3Dエフェクト出せるかなーと思って撮りました。三脚は使ってません。テーブルの上に手を置き、ビューファインダーの中のフォーカスポイントを手がかりに写真が2枚とも水平方向にぴったり並ぶよう気をつけました。他のポーズ・角度でも撮ったけど3Dエフェクトはこれが一番強く出ましたね。ISOが低くて尚且つ開きが小さい(絞り値が大きい)ので光の量を確保するのは大変でしたが、この光量でベストなバランスに行き着いたと思ってます(卓上ランプ2台)。Canon Rebel XSi 、18-55mmキットレンズをリバースマウント、35mm、ISO 200、シャッタースピード1/60、絞りF16 -Esmer Olvera
優勝作品「ポートレイト」2台のCanon G7をSDMでシンクロさせて撮りました。 1/250、f/4、ISO 80 -Robert Anderson
3Dはやもするとギミックだけど、「ポートレイト」のような作品は奥行きが加わるだけで結構写真にも特徴(+細やかな質感)が出てますよね。これ抜きの未来なんて考えられないなあ。
Mark Wilson(原文/satomi)