Mac OS X:アプリのランチャーやファイルユーティリティとして注目の『Alfred』が、速さはさすがにまだ及びませんが、新しいショートカットのホストや同期などを搭載し、機能に関しては『Quicksilver』とほぼ同程度にアップデートされました

 Quicksilverは、Macユーザーに根強い人気を誇るアプリですが、最近はほぼ開発が進んでいない状態です(まだ終わった訳ではないようですが)。以前の紹介記事にもあるように、Alfredはそろそろ人気が出てもいいアプリだと思います。ただのひいき目ではなく、根拠もちゃんとあります。

無料版はランチャー機能だけで、かなり限定的な機能しかありませんが、スピードは本当に速いです。さらに、20米ドルの「Power Pack」を買えば、ファイルシステムのナビゲーションや、iTunesミニプレイヤー、クリップボードマネジャー、アドレス帳の統合機能に加え、最新のアップデートで追加されたグローバルホットキーや、Mac間のすべての設定の完全同期機能など、最新の機能を使えます

Alfredは、アプリの開発にとても積極的で、近い将来にはウェブサービスと人気のサードパーティのアプリを連携させたものになりそうです。まだQuicksilverを超えていないとしても、最終的に同じようなレベルになれば、本当にいいアプリと言えるのではないでしょうか。ただのシンプルなランチャーアプリをお探しなら、無料版のAlfredがイチオシです。

QuicksilverになくてAlfredにある機能というのは少ないですが、かなり速いのだけは確か。それに、時間が経てばもっと開発が進むことはほぼ間違いありません。20米ドルの有料版もそれだけの価値がありますから、気になっている方は、是非どうそ。Quicksilverは上級者の機能を搭載しつつ今も無料ですが、この先のアプリの進化や可能性という意味ではAlfredがオススメです

Alfredは、Mac OS X対応の無料ツール。20米ドルの有料版「Power Pack」には、さらにいくつもの機能が追加されます。動作の確認や新機能については、英語ですが、冒頭のデモビデオをご覧になるか、以下のリンク先をチェックしてみてください(もしくは、Mac App Storeへ)。

Alfred

Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)