子供の心 | 震災後の海おんなのブログ

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震災からの記録です。

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最近、娘は「どーせ○○なんでしょ」と言うようになりました。

例えば「どーせ私はブスなんでしょ」など。

そんな時は「お母さんが美人なんだから、子供もかわいいに決まってるでしょ」とかなり無理な事を言ったりします。

「どうしてお家が流されちゃったの?おりこうしなかったから?」などと言われると、なんと答えてよいか悩みます。「どうして○○ちゃんの家は大丈夫なの?」子供が納得するような言葉が出てきません。

このように言ったら良い、というアドバイスがありましたら教えてください。




この前、クラスの懇談会がありました。

保育所での生活や役員を決めたりなど。

担任の先生が、

「震災の後、お子さんに何か変わったことがありましたか?」

と一人ずつ聞いていきました。

あるお母さんが、

「地震ごっことかよくやりますね~」

と言いました。若いお母さんでしたが、隣のママ友と思われるお母さんも

「ウチでもやるよ~地震だー!」

って身振り手振りで笑いながら言っていました。

それって、子供の心のサインなのでは?と思いました。

確かに私達が一時避難場所にしているこの地区は、津波も来ず、あまり被害がありませんでした。

2、3日の停電だけのようでした。それでも夜昼何十回と来る余震。お子さんは怖かったと思います。

そしてあるお母さんは、

「公園に遊びに行ったら仮設住宅を建てていて、ブランコもすべり台も撤去されていて遊べなくて困りました」

と言っていました。

申し訳ない、私のせいではないのですが、そう思ってしまいました。

津波が来た場所はいろいろな問題があり、建物を建てるのを見合わせています。そのしわ寄せが来ている、と感じているようです。

その後、私はうまく言葉が出ず、ありきたりのことしか言えませんでした。

娘は、最初の頃は指しゃぶり、夜泣き、おもらしなどをすることがありました。(そのような時期ではありませんでしたが)わがままやグズグズが多くなりました。

今でもあるのが、保育所以外の場所では私にべったりで離れることが出来ません。(あとで先生に伝えました)

なので、私も子供と遊ぶ時間を楽しんでいます。

あとは津波の話になると遠くを見ているように聞こえないようなそぶりをしたり、家で落ち着かなく歩き回る、転校した学校になじめない、などの話を聞きます。

先ほどの懇談会のあと、思い出したのですが、あの中に仮設住宅に住んでいる保護者の方もいたのです。誰だかわかりませんでしたが、あまり気持ちのよいものではなかったと思います。




救ってあげたい。子供には笑顔でいてほしい。