人間関係が最悪の職場だったら、誰でも抜け出したいと思うでしょうが、それに追い打ちをかけるような新しい調査結果がありました。なんと、仕事仲間や職場の同僚と本当に良好な関係が築けていると、長生きできるというのです。

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 これは、成人820人の医療記録を20年以上追跡調査した結果分かったことです。仕事仲間や同僚と仲が良く、何か問題が起こった時に相談に乗ってくれたり、解決するのを助けてくれたりしたと報告している人は、長生きしているのだそうです。興味深いのは、死亡率に関しては上司のアドバイスやサポートは何の効果もなかったということ。

この調査によると、男性の場合は、管理職や決定権がある人も寿命が長くなりました。反対に女性の場合は、管理職や決定権があることで死亡率が高くなったようです。おそらく、この研究の対象者のほとんどは、いわゆるブルーカラーの仕事に就いており、女性に決定権があることがほとんどないからだと思われます。

結局、社会人になると会社や職場で過ごす時間が一日の大半を占めますから、そこでの人間関係が、精神衛生にも身体の健康にも影響しているのでしょう。仕事仲間や同僚とはできるだけ良好な関係を築いて、楽しく長生きしてください。

職場の人間関係がいまいちという人は「イライラさせられる同僚と気分よく付き合うコツ」をどうぞ。

If You Get Along With Your Co-Workers You May Live Longer, Researchers Find | MediLexicon

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)