パイオニア、実写映像を使ったカーナビを発売

» 2011年05月09日 20時31分 公開
[Business Media 誠]
AVIC-VH09CS。市場想定価格は30万円を切る

 パイオニアは5月9日、AR(拡張現実)スカウターモードを搭載したカーナビ「サイバーナビ」を発売すると発表した。専用の車載カメラで撮影したフロントガラス越しの映像に、進行方向やランドマークを重ねて表示することで「交差点や周囲の状況をより直感的に把握することができる」(パイオニア)という。バーチャル画面でない実写映像のカーナビは業界初。販売は5月下旬を予定している。

 映像をリアルタイムに処理することで、前を走るクルマとの車間距離を測定するほか、ふらつき走行の注意、信号で停止中に赤から青への変化なども表示や効果音で知らせてくれる。車間距離は前のクルマとの車間時間が2秒以下になると、注意喚起マークが点灯する。

 また地図にない道路でも、実際に走行すればその走行記録をもとに、地図上に道路を自動生成する機能を搭載。さらに「ガソリン価格や駐車場の空車情報など、車内にいてさまざまな情報を入手することができる」(パイオニア)

 市場想定価格は25万〜30万円、4機種で今年度17万台の販売を見込んでいる。

フロントガラス越しの映像に情報を重ねて表示する「ARスカウターモード」を搭載

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