今度は欧スクエニ子会社で個人情報漏洩〜またもクラッカー攻撃

未だ復旧の目処が立たないPSN。クラッカーによる個人情報流出の爪あとは大きく、その補償問題がソニーの大きな負担ともなっています。この件は、単にソニー、PSにとどまらず他のゲーム会社、さらにはクラウドサービス全体についても信頼性がゆらぐような状況にもなってきています。

そんな中、今度はスクウェア・エニックスの子会社でクラッカー攻撃による個人情漏洩が明らかになったようです。

子会社における個人情報漏洩について | SQUARE ENIX HOLDINGS

被害にあったのは欧州の子会社。漏洩した情報は「採用選考応募者の履歴書350件」および「情報サービスに登録している顧客25000人分のメールアドレス」となっています。

情報漏洩の規模や内容としては、ソニーのものよりは軽度ですが、履歴書については情報量は多いですね。また、こうしたクラッカーによる攻撃がソニー以外にも及ぼし始めたということは、消費者のオンラインサービスに個人情報を預けることへの警戒感をますます高めることとなりそうです。

ソニーPS3から他OS機能を削除したのを発端に、ハッカーとまずい付き合い方があったのは事実ですが、現状としては悪意を持って個人情報を盗みだそうとするクラッカーの暗躍が深刻となっているようです。個人情報を扱っている会社は、ゲームに限らず早急なセキュリティの見直しを行う必要があるでしょう。経済的な影響が広がらないことを祈ります。