土曜日、日曜日と遠くに出掛けていました。
疲れてしまいました。毎日に。なんかもう死にたい、と思うようになってしまいました。
ちょっとビックリだと思います。すみません。
先週は何故か、遺体安置所に行った時の事を、夢に見たのか、思い出したのか、分かりませんが、夜見るようになり、また不眠が続きました。
娘と同じくらいの年の寝顔のようなまま、横たわっている子供の遺体や口をギュッと閉じたような困ったような顔も、苦しそうに口を開けたままの中学生か高校生の女の子の遺体も。
なぜあの人たちは死んでしまったのだろう、なぜ私は助かったのだろう。と答えの出ないことをグルグルと考えてしまいました。
そうなってしまうと、底なし沼のように沈んでいくしかなく、楽になりたい、しか考えられなくなってしまいました。
少しずつ前を向き始めたと思ったのに。時間がかかるのかもしれません。
そこで、贅沢だとは思いましたが、遠出をし、岩手県にある東北農業試験場で菜の花畑の一般公開を見に行きました。
広い敷地一面に菜の花が咲いていました。
とても幸せな風景でした。いつも見ている風景とはまったく違うものでした。
そして、宿に泊まり、温泉に入りました。
夕ご飯も、豪華で、もったいなくて、少しずつ食べてたらお腹がいっぱいになって残ってしまい後悔しました。
炊きたてのご飯が、おかわり自由、ほんとに贅沢でした。
避難所で生活している知人と「温泉行きたいね~」と話していたので、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
それでも何回か温泉に入っていると、心もほぐれてきて、明日からまたやろう、という気持ちが出てきました。
正直もうがんばれない。毎日がんばり続けていました。
やることが多すぎて終わらない。
それで2ヵ月がたちました。
いつ終わるのかもわからない。それでもまだがんばるのか。
自問自答している人はたくさんいると思います。私だけじゃない。
死を身近に感じられたから、生きることができる。
矛盾しているような気がしますが、そう思うのです。
私がバスの運転手なら、毎日往復で温泉に連れて行ってあげたい。
「戦争もチリ地震津波も生き延びたのに、なぜこんな目に・・・」
と言っているお年寄りも、瓦礫のなかを通学する子供もみんな。