iPhoneのカメラにも標準機能として搭載されている、写真をくっきり彩ってくれるHDR合成写真。
今回紹介するiPhoneアプリ「Flare for iPhone」は、なんと動画をHDRで撮影することができます。
「Flare」は、ハイダイナミックレンジで動画が撮影できる、230円の有料アプリです。HDRとは、露出の最も明るい部分と最も暗い部分の明暗の比を利用して、写真をより精細に表現する手法のことです。
アプリの使い方は、他の動画撮影アプリと何ら変りなくシンプルで、基本的に「REC」ボタンを押して撮影するだけ。
他の機能として、HDRの加工具合を調整できるスライダーがあったり、画面をつまんでズームしたり、タップしてフォーカスを合わせたり、簡単にFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアに投稿することもできます。
どんな人に向いているか?動画撮影が好きな人。HDR機能で写真を撮影する人。ちょっと面白く加工されたイメージが好きな人。
撮影した動画のクオリティは「ちょっとやり過ぎ?」感があるかもしれませんが、それでもなかなかいい感じ。
いろんなものを撮影して回りたくなりますよ。
他に類似したアプリはあるか?今のところ、iPhoneでHDR動画撮影できるアプリはこれ以外にありません。
インターフェースもシンプルで使いやすいし、HDRのレベルを調整するのも簡単です。
また、iPhone 3GSで動作するのもポイントですね。
ただしiPhone 4 のカメラの限界もあり、これは完璧な「HDR」だとは言い難いでしょう。エッジが効いてビビッドな色彩になる、といった方がいいかもしれません。
Flareでの撮影時は横回転することができません。(標準のiPhoneカメラアプリでは出来る)
またこのアプリでは、動画を撮影してもすぐにカメラロールに保存されず、保存するには、メニューのサムネイルが表示しているところをタップして、手動で保存する必要があります。
それでも撮影しながらリアルタイムで動画の画を加工するアプリはかなり珍しいですね。
使い方1つ変えるだけでiPhoneから手軽に面白い雰囲気の動画が撮れるようになります。
想像力を活かせれば、Flare はかなりポテンシャルがありそうな動画撮影アプリだと思いますよ。
HDR大好きクラスタの方はぜひ一回遊んでみると良いかも。
Flare | iTunesmayumine(米版)