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田原: 佐々木さんも被災地を取材したばかりですね。どこへいらしたんですか。
佐々木: 先週の水木金(4月20日~22日)に、仙台市、名取市、気仙沼市に。
田原: 気仙沼ね、これがひどいんだ。
佐々木: 名取市長、気仙沼商工会議所会頭、仙台市の幹部スタッフ何人か、15人くらいに取材をしてきました。
田原: どうでした? 実際、現地にいらして、話しを聴いて。
佐々木: やはり現地にいかないと分からないところまで結構取材できたかなと自分では思っています。まず、被災している人たちを支援するボランティアというレベルの話で言うと、ものすごく情報が混乱している。避難所はたくさんあるわけですね。
田原: 2千以上ある。
佐々木: 千人規模のところもあれば、本当に10人とか20人とか、下手すると避難所に認定されていない民家に家族が集まって住んでいたりするところもある。
そんな中には若い人がいないところもあります。たとえば今これが欲しいとか、被災者のなかにもニーズがあるわけです。そのニーズをちゃんと掬い上げて市町村にあげることが出来ているところと、出来ていないところとの差が激しい。
田原: どういうことですか。