ライブドア事件、堀江元社長の実刑確定 近く収監
最高裁が異議棄却
ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)の罪に問われ、最高裁で上告棄却決定を受けて異議を申し立てていた元社長、堀江貴文被告(38)に対し、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は21日までに、異議申し立てを棄却する決定をした。懲役2年6月の実刑が確定した。堀江元社長は近く収監される。
証取法違反罪単独での実刑は極めて異例。確定判決によると、堀江元社長はライブドア元幹部らと共謀し、2004年9月期連結決算の利益を水増しするため、本来は計上が認められない自社株売却益を売上高に不正計上するなどした。