■自分の持っていない「カメラスイッチング」の魔力


いやまぁ、連休中ということもありまして。えへへ。
(正直言えば、作っている動画に足りないものを研究しようとして、あまりのレベル差に泣けてきたというのが正直なトコです^-^;)


自分が好きな動画、という部分を改めて見直すと、その製作者のオリジナリティというか、色というか、そんな所に着地します。
綺麗に見栄えする、誰もが「カッコイイ!」と思わせるだけの動画というのは、それを計算尽くしでやられているレベルの方にしてみれば、ある程度のお作法が有る事でしょう。
偶然出てくることもありますが、それはその製作者の色にはなりえません。


そういう意味で、効果やエフェクトではなく、ダンスシンクロをメインとして「色を出す」というのは、中々難しく、また一見して判りにくい、他人に「これスゲーよ!」と伝えにくい、そんな修羅の道でもありますw
ニコマスには知ったかが通用しないという、怖い世界であることも、それを伝えずらい要因の1つ、でしょうか。
それでも、それに魅せられた一人として、小難しいエントリを上げたいと思いました。


シンクロメインのPさん達。その中でも、独自の色を持っていて、「私が」好きなPさんが一杯居ます。
ちょくちょく過去に取り上げた「農民プーP」さん。
昭和メドレーなどでトリを勤められる実力の持ち主、「のぽぽんP」さん。
そして、今から挙げる「しおP」さん。
なぜこの3人の方を同時に?という点について、ちょっとだけエントリを書いてみたいと思います。




■この次の瞬間に、何を映してくるの?というドキドキ感。


タイトルで、この後の話がすべて出ちゃってますがw
お時間が有れば、以下のオススメケースを巡った上で。無ければ一番下の、今回のメイン紹介作品を。是非。


農民プーPさんの視聴オススメケース:
YMO好きににはタマラナイ、シュールさ+テクノ融合の決定版
アイドルマスター  U・T  春香伊織千早大百科

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3575834

農民プーPはいつだってキャッチーな作品を作れるんだぞ、と強く思わされる逸品
アイドルマスター2 春咲小紅

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13986791

最新作で魅せる、Up縛りなのに変わらずドキドキさせる作品
アイドルマスター2 バレエ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm14336668


のぽぽんPさんの視聴オススメケース:
ネタの入れ方と、構図の取り方に、既に玄人の芽生えが見える、ノリノリ真。
【1Mbps版】アイドルマスター 真 ”ドーム3コ分”ってどれくらい?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5552839

カメラをグリングリン動かしまくって、キャッチーな音ゲー名曲で踊るやよいおり
アイドルマスター Dub i dub【やよいおり】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6648931

とにかく徹底的にカメラスイッチが入るのに、それを納得させてしまう、カメラワークの魔術
中森千早 DESIRE-情熱- (「ニコマス昭和メドレー2」より)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm10885092


そして、今回このエントリを上げるきっかけとなった、しおPさん。
強いて視聴の流れをオススメするとすれば…


これが初出の時、その色使いと、曲と、それを律子に合わせたセンスにびっくりしましたっけ。
スローで、BPMをあわせず、それで居て何故かシンクロしてるように魅せる手と、ちょっとしたメッセージ性が好きな逸品。
ライブがはねたら NOKKO feat. Ritsuko

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2601206

そして、ボカロ曲に合わせて、スローシンクロと統一した雰囲気でイメージを作ってきた作品。
アイドルマスター】 Rain - AlicedTwilightz - 【Voc@loidM@ster祭り2】

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6798059


この2つの作品からは、「この次の瞬間に何が?」というドキドキは、やや薄いかもしれません。
しかし、最新作。これで、がっつりとやられました。


ひびきさんたちに「帰ってほしいの」を演ってもらったよ。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm14301902


この曲が持つ力に耐えられるPVを作るというのが、どれだけ難しいか。
今までの通り、色使いと、衣装のシンプルさ、スローシンクロで、統一したメッセージ性を持ってきているのですが、それに加えて、しおPさんは上の2人のPが持ってた武器を、今回投入されてきました。
リップシンクロの完璧さという部分もありますが、何より、「今誰が歌っているか」を意識させる為の、カメラスイッチングの多用。
これが、「誰を」「どのサイズで」「どんな構図で」魅せてくるかというドキドキを生んでいます。
BPMが合うダンスがあるわけでもない、キャッチーなエフェクトを満載するのもちと、似合わない。
それを打破するだけの力を持った、このカメラスイッチング手法。
素材はほぼダンスのみ。今までにあった実写画像との組み合わせすら最小限にしているのに、6分15秒を、見事に見続けさせて、これは良いモノだ!と思わせることに成功していると思います。


良いから、見てきて!マジで!w