冷たいものを食べると頭がキーン!となる “アイスクリーム頭痛”の対処法

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アイスクリーム頭痛ってなに?

アイスクリームにかき氷、フラペチーノにソフトクリーム。ギラギラの直射日光の下、屋外を歩いているとありとあらゆる冷たい食べ物が脳裏をよぎります。そして、冷たいものを手にするやいなや秒速で食べてしまって、「キーン」とくるあの頭痛が襲いかかってくるんですよね。わかっているのに繰り返してしまう夏の過ち……それにしても、冷たいものを食べるとどうして頭が痛くなるのでしょうか?

実はこの頭痛、“アイスクリーム頭痛(Ice-cream headache)”という医学的な正式名称まであるんです。アイスクリーム頭痛に関する研究は意外と多いのですが、なにしろ発生時間が数分と短いためになかなか研究が進まないのだそうです。頭痛の起きるメカニズムには2種類の説があり、現在ではいずれも正しいと考えられています。

ひとつ目は関連通と呼ばれているもの。冷たいものを一気に食べると、雪や氷水に長時間触れた指先が痛くなるのとと同じように痛みの受容体が刺激されます。これは、冷たさによる刺激が強すぎて、三叉神経から脳への感覚信号の伝達が混乱し冷たさを痛みとして錯覚してしまうからだとされています。

もうひとつは炎症説。急激に冷えた口内を温めるために、血の量を増やすために太くなった頭の血管に一時的な炎症が起きるのだそう。いずれにしても、アイスクリーム頭痛は「暑い場所で」「急激に」食べることが発生の主な要因。「キーン」が苦手な人は「少しずつ食べる」とアイスクリーム頭痛を避けられる可能性が高いようです。「冷たいもの食べると頭がキーンとする」人はぜひ一度試してみてくださいね。

「冷たいもの食べても頭痛なんて起きないよ!と言う人も、暑いときに冷たいものの食べ過ぎは胃腸への負担になります。“ぽんぽんぺいん(腹痛)”を起こさないためにも、冷たいものの食べ過ぎにはご注意を!
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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