「日本とロシアの現状と両国関係」

本日のリレー講座の講師は、クラコーフ ワシーリー(新潟市ロシア交流担当顧問、前・在新潟ロシア総領事)氏で、演題は「日本とロシアの現状と両国関係」。

要旨は下記。

  • 福島原発東電に責任はあるが、メーカーであるGEの責任も大きい。
  • 日本人の人生観、行動、治安、我慢強さ、ボランティアの助け合いの精神に感心。
  • チェルノブイリの場合は死者は60人。風評被害が一番大きかった。
  • マルクス。人間の幸せとは何かを考えた。共産主義の理論は説得力はあるが、実際は機能しない。
  • 共産国からはどこでも逃げ出す人が多い。東ドイツ北朝鮮カンボジア。逃げるところをなくすには世界革命しかないということになる。
  • スターリン。どれほどの人が死んだか、よくわからない。
  • 中にいる人は外のことがわからない。ずっとプラウダで嘘をつかれていた。外交官時代に日本を訪れて凄い生活をしていることを知った。亡命も考えたが家族のことを考えた。
  • ゴルバチョフペレストロイカ。社会構造が崩壊。一気に資本主義に突入したため、極端な貧富の差になった。上下10%の格差は日本の4.5倍に対して、ロシアは15倍。
  • 日本。国債残高1000兆円超。毎年24兆円の返済。これはねずみ講
  • 政治が不安定。りーダーの直接選挙が必要。政治家が地元対策に忙殺されている。もっと自由に。
  • ロシアと中国は難しい国境問題を解決した。ロシアからみると、日本は政治家が解決する気がないようにみえる。すぐにリークされる。話し合いにならない。
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ゼミ広報グループは全員がFacebookに登録にコミュニケーションをここでとることになった。多摩大の広報活動を行う学生チームが誕生。
5限は、ベルディグループ、多摩焼きグループ、広報グループでわかれて議論。
6限は図解ゼミ。寺島実郎「世界を知る力」、佐々木俊尚「キュレーションの時代」、久恒啓一「図解で身につく! ドラッカーの理論」の3つのグループに分かれて、それぞれの本の内容を図解したものを発表しコメントし合う。これを続ければ、内容の深い理解とともに図解力がついていく。

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ゼミ終了後は、永山の牛角ヴェルディチームと焼肉を食べながら懇親会。4年生1人、3年生3人、2年生6人。