みんなの党、渡辺代表が主催する「古賀茂明さん勉強会:日本の中枢を考える」の第4回目が昨日開催されました。


まず驚いたのが、民主党の出席数の少なさ。第1回~3回は民主党の中でも改革の必要性を訴える議員が数名出席してくださったのですが、昨日は1人。野田新内閣が官僚主導路線に舵を切り、「この会合には顔を出すべきではない」と怖気づいてしまったのでしょうか。


古賀さんは鉢呂前大臣と枝野大臣に「日本の為に働きたいので仕事を下さい」とメールを送ったそうですが、お二人からは返信がなく、事務方に「大臣は辞めて下さいと言っています」との連絡があっただけだそうです。


実際、枝野さんは「古賀さんについては海江田さんと鉢呂さんによって積み重ねられてきた判断と手続きが進められています。後は事務方にお任せしています」・・と発言しています。 


枝野さんに少し期待をしていた私からすると、「面倒くさいこと」を放棄されてしまった事に大変失望しています。
野田総理についてのブログでも書きましたが、上司が一番真剣に考えなくてはいけないのが「人事」なのです。たとえ、前任者が「×」のレッテルを貼ったスタッフでも、自分が責任者になったからには、面と向かって話し合いをし、自分で最終判断を下さなくてはいけない。それがマネージメントなのです。
また、忘れてはいけないのが、一生懸命仕事をしてくれる人は人材ではなく「人財」だということ。


「官僚でいること以外にも、日本の為に働く方法はある」と発言されていた古賀さん。近いうちに辞める決意をされているような気がしますが、改革を唱える人財を次々と追い出してしまう日本の官僚システムに未来はありません。