俳優岡田将生(22)栄倉奈々(23)が出演した映画「アントキノイノチ」(瀬々敬久監督、11月19日公開)が19日(日本時間20日)、カナダのモントリオール世界映画祭のコンペティション部門で上映された。遺品整理業の男性を演じた岡田は、約1500人の観客を前に仏語で「歴史あるモントリオール世界映画祭に来ることができて良かったです。この映画では、人と人がつながっていく大切さを描いていますが、今、みなさんとつながれた気がします。またモントリオールに来たいです」とあいさつした。栄倉も仏語で自己紹介し「今、日本人が、命や生きることについて考える機会が多くなっているこの時期に、この映画に出会えて、私はとても幸せです」と述べた。

 上映前には記者会見が行われ、せりふが少ない難しい演技をこなした2人を称賛する声もあった。授賞式は日本時間29日。