マリとダックスの寺務所日誌　

家族葬という言葉が、あたりまえみたいに使われていますが・・・・

今でははお葬式ではなく、火葬式という言葉ができたらしい・・・なげかわしい

直葬ともいうらしい・・・・
文字どおり・・・火葬場へ直行

たしかに・・・・・
通夜　葬儀等を執り行わなくても、火葬は出来ます。

だけど・・・もし・・・
大宥寺のように寺内に墓所がある場合
たいていのお寺では、火葬式にされたら、とりあえず納骨はお断りいたします。

当然です・・・・・！

親子の会話が少なくなり、親がどんな人とお付き合いがあるか、
わからない子供が増えています。

火葬式にしてしまってから、弔問に訪れる人の対応に追われる、
落ち着かない毎日をおくることに、なるかもしれません。
来られた方に、「簡単に火葬式にしました」で、すますのでしょうか.
戒名の書かれていない白木の位牌を見て、
弔問に訪れた方は、どう思うのでしょうか。

最近特に・・・
ご不幸の連絡があると、故人の顔や電話でのやりとりが、
頭をよぎるようになりました。

すぐ枕経に伺わせていただきたいのは、当然です。

おばあちゃんを火葬式にしました。
なんて、電話は受けたくありませんし、
納骨の際のゴタゴタはゴメンですね。

故人の人生の幕引きが、
ただ安いから・・・ただ簡単に・・・で良いのでしょうか。
家族を火葬式にとお考えの方、
もう一度良く考えて下さい。