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原爆市長 復刻版 新書
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登録情報
- ISBN-10 : 4990245121
- ISBN-13 : 978-4990245122
- Amazon 売れ筋ランキング: - 584,571位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 42,579位新書
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
11グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎日毎日、淡々と仕事に取組み、世の中に少しでも役に立ちたいと改めて思いました。それが一番格好いい生き方だと思い知らされました。
2015年3月22日に日本でレビュー済み
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甚大な被害や災害にさらされたとき、人はどうすべきか、どうしたか、の日本人が記憶すべき一例だと思います。あまり感情的でないのもよかった。繰り返し読みたい。
2014年1月3日に日本でレビュー済み
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とても良い本とおもいます。広島の復興についての資料としてだけでなく、東日本大震災の復興の参考に裳なると思います。
2013年5月14日に日本でレビュー済み
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期待以上によく記された本でした。
東日本大震災の復興を考えるうえで大きな示唆に富んでいると感じました。
東日本大震災の復興を考えるうえで大きな示唆に富んでいると感じました。
2013年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東日本大震災の後、1945年の広島原爆投下遺以降の復興までの貴重な姿が、復興とは取組む人間の一大決心に掛かっているということの重要さがわかった。人材と無私がいかに必要かを問う一冊。復刻本が出たので早速購入した。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
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私は現在、広島に住んでおりますが、自分達が暮らしている広島と言う街が、どのような思いでどのように作られ、現在のような形になったのか、大変勉強になり、とても考えさせられる本です。小中学校の教材にしたらいいんじゃないか、と思うくらい、大切な本だと思います。
2012年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界史上初めての弁士爆弾が投下された広島市では、こんな素晴らしい市長と職員が市民と一緒になって、廃墟の復興を成し遂げました。
東日本大震災に被災された地域の自治体職員の方に、ぜひ読んでいただきたい本です。
東日本大震災に被災された地域の自治体職員の方に、ぜひ読んでいただきたい本です。
2013年8月14日に日本でレビュー済み
恥ずかしくも寡聞にして知らなかったが、この復刻版を読んでこの市長がいて初めて今の広島が、そして平和運動のあることを知った。
本書は原爆当時、40歳の市の配給課長、戦後間もなく助役として、その1年半後には初代公選市長として、爾来62歳で急逝するまの22年間、広島の復興と平和運動を担った極めて有能且つ公正無私の行政官であると同時に平和運動に力を尽くした故'濱井市長の手記の一部である。
この復刻版のきっかけとなった東日本大震災も未曾有の広域災害で福島原発事故を含めてその復興に困難を極めているのはご承知の通りである。中でも故郷に住めずコミュニティも解体して補償も賠償も満足に得られず艱難辛苦に投げ込まれた人々が多くいる一方で、予算を使い切れなかったり流用したり、そして何よりの不幸はそれらが政争の具にされてきていることではないかと思われる。同じ災害は2度と起こらない、阪神淡路震を教訓として作られた広域瓦礫処理のマニュアルが放射能問題で立ち往生したのは記憶に新しい。この本は本来の行政の在り方を示すある意味マニュアルにはなるかも知れない。マニュアルとは、パターンを示すものではなく、問題の本質をどう捉え解決ぬ向かって考えるべき方向と筋道を示すものでなくてはならない。
それにしてもこの''濱井市長は立派である。国等のビューロクラシズムと戦いながら、市民生活のあらゆる分野そして未来に目と気を配り、着実に計画を立案、実行していく。時に住民のエゴにも敢然と立ち向かう、そして明るさも学びも忘れない、それらの決定プロセスも大事に、透明化していく、自らの語りだけに淡々としているが理想の行政官の姿がここにある、と思う。
しかし、''濱井市長の真骨頂は有能、清廉潔癖な行政官というだけではなく、平和運動の指導者として、それに対する熱意であろうと思われる。「悪魔への生き証文」と副題された原爆体験記の章に取り上げられた数編の手記、原爆障碍者への救済、分裂した平和運動への批判、そして1962年のガーナアクラでの平和会議における''濱井市長の演説(pp288)が本人の原点と心情をもっとも語っていると思われる。また有名な「・・過ちは繰り返しませぬから」の碑文について、ここに記された経緯と真意(p210)は人類と文明を考えた深いものであり、字面だけで批判的に思っていたことを反省した次第である。
勿論、これだけの偉業を成すには本人の能力と人柄、熱意だけではなく、周囲の協力そして何より本人の人脈が大きかったことは随所に散見される。どういう環境でこのような人物が輩出したのか、略歴には一高から昭和6年東大法学部を主席で卒業とある。515事件の前年であるが、通常なら高文試験を受けて国家の中枢なり学問の府に残るような経歴である。生い立ちにも興味が湧く。
国が唯一の被爆国であるという平和憲法の原点をないがしろにし、日米軍事同盟に傾き近隣とも関係が怪しくなってきている今、戦後の原点を取り戻すためにも、一人でも多くの人に読んで貰いたい書である。
本書は原爆当時、40歳の市の配給課長、戦後間もなく助役として、その1年半後には初代公選市長として、爾来62歳で急逝するまの22年間、広島の復興と平和運動を担った極めて有能且つ公正無私の行政官であると同時に平和運動に力を尽くした故'濱井市長の手記の一部である。
この復刻版のきっかけとなった東日本大震災も未曾有の広域災害で福島原発事故を含めてその復興に困難を極めているのはご承知の通りである。中でも故郷に住めずコミュニティも解体して補償も賠償も満足に得られず艱難辛苦に投げ込まれた人々が多くいる一方で、予算を使い切れなかったり流用したり、そして何よりの不幸はそれらが政争の具にされてきていることではないかと思われる。同じ災害は2度と起こらない、阪神淡路震を教訓として作られた広域瓦礫処理のマニュアルが放射能問題で立ち往生したのは記憶に新しい。この本は本来の行政の在り方を示すある意味マニュアルにはなるかも知れない。マニュアルとは、パターンを示すものではなく、問題の本質をどう捉え解決ぬ向かって考えるべき方向と筋道を示すものでなくてはならない。
それにしてもこの''濱井市長は立派である。国等のビューロクラシズムと戦いながら、市民生活のあらゆる分野そして未来に目と気を配り、着実に計画を立案、実行していく。時に住民のエゴにも敢然と立ち向かう、そして明るさも学びも忘れない、それらの決定プロセスも大事に、透明化していく、自らの語りだけに淡々としているが理想の行政官の姿がここにある、と思う。
しかし、''濱井市長の真骨頂は有能、清廉潔癖な行政官というだけではなく、平和運動の指導者として、それに対する熱意であろうと思われる。「悪魔への生き証文」と副題された原爆体験記の章に取り上げられた数編の手記、原爆障碍者への救済、分裂した平和運動への批判、そして1962年のガーナアクラでの平和会議における''濱井市長の演説(pp288)が本人の原点と心情をもっとも語っていると思われる。また有名な「・・過ちは繰り返しませぬから」の碑文について、ここに記された経緯と真意(p210)は人類と文明を考えた深いものであり、字面だけで批判的に思っていたことを反省した次第である。
勿論、これだけの偉業を成すには本人の能力と人柄、熱意だけではなく、周囲の協力そして何より本人の人脈が大きかったことは随所に散見される。どういう環境でこのような人物が輩出したのか、略歴には一高から昭和6年東大法学部を主席で卒業とある。515事件の前年であるが、通常なら高文試験を受けて国家の中枢なり学問の府に残るような経歴である。生い立ちにも興味が湧く。
国が唯一の被爆国であるという平和憲法の原点をないがしろにし、日米軍事同盟に傾き近隣とも関係が怪しくなってきている今、戦後の原点を取り戻すためにも、一人でも多くの人に読んで貰いたい書である。