今年もやってまいりました。劇場版「プリキュア」の季節!

「みんなーこーんにちはー!」と司会のお姉さん。
「こーんにーちはー!」、子どもたちも元気いっぱい!
「爪弾くは荒ぶる調べ、キュアメロディ!」。「爪弾くはたおやかな調べ、キュアリズム!」。
それぞれの変身台詞とともに、キュアメロディ・北条響役の小清水亜美さんとキュアリズム・南野奏役の折笠富美子さん、そしてメロディとリズムの着ぐるみもそれぞれ登場。

10月29日(土)から全国ロードショーの「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」
完成披露試写会が昨日23日(日)、浜離宮朝日ホールで行われた。

「みんなー、今日の『スイートプリキュア♪』は観てきたかなー?」。
「はーい!」
完成披露試写会の開始時刻は13時30分。朝の放送を観てきてから来てね、ということ。「映画スイートプリキュア♪」はテレビシリーズと連動したストーリー展開になっていて、映画は23日と29日の放送の間の出来事なのだ。だから23日の放送を観ておいたほうが、より映画が楽しめる仕掛けになっている。
「映画のテーマは家族愛なんですけど、あっ! ここで話しちゃうともったいない!」とぴょんぴょん飛び跳ねていた小清水さん。舞台挨拶イベントは映画上映の前だからね。
ちょっとだけ言うと……、ある日音楽の国メイジャーランドから音楽が消えてしまう。その原因が女王アフロディテという噂が広まっている。プリキュアたちはどうやって音楽を取り戻すのか。そして新しいプリキュア、キュアミューズはどう立ちまわっていくのか……! 映画をお楽しみに!

23日の放送ではそれまで謎だった4人目のプリキュア、キュアミューズの正体が判明し、変身シーンもこの日はじめて披露された。
「新しいプリキュアの名前、みんなわかるかなー?」
「メロディー!」「リズムー!」。あれれ? まあ目の前に大好きなメロディとリズムがいるからね。
司会のお姉さんも笑っていたよ。

今回の試写会では早稲田大学交響楽団によるオーケストラ演奏が目玉のひとつ。「スイートプリキュア♪」の「スイート」は組曲という意味。そういえば、今年の2月に大阪で歴代のプリキュア主題歌歌手が全員集合した「プリキュアオールスターズ スペシャルコンサート」があったね。俺は「プリキュア」の生演奏はあれ以来だなあ。
プレスリリースには〈「伝説の楽譜」を手に入れた早稲田大学交響楽団〉とある。
えっ、「伝説の楽譜」手に入れたの!?
テレビシリーズ「スイートプリキュア♪」は、音楽の国メイジャーランドの歌姫ハミィが「伝説の楽譜」に記された「幸福のメロディ」を歌おうとするところからはじまる。しかし、とある事件から音符が人間世界にばらまかれてしまった。プリキュアとハミィの目的は「伝説の楽譜」を集めることなのだ。
……み、みんなー! ここにあるよー! 完成してたよ~! ハミィー!

まずは「歌劇『カルメン』第一組曲より闘牛士」からはじまって、次の曲は「スイートプリキュア♪」のオープニングテーマ「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪」だ。聞き慣れている曲だから子どもたちも自然と手拍子。終了後の「楽しかった-!」の声援を受けたとき、ワセオケのみなさんはどことなく照れくさそう。
子どもたちの前での演奏は新鮮だったのかも。
「響と奏が住んでいる加音町には常にこういう素敵な音楽が流れているんだろうね」と折笠さん。
小清水さんは「ふだんオープニングで聞いている曲だけど、オーケストラだとすごいゴージャスになって印象が変わる。落ち込んだときでも好きな音楽を聞くと元気が湧いてきたり、笑顔になったりするじゃないですか!(響や奏も)音楽のパワーをもらっているからいつも笑顔なんです」。ハーモニーパワーを実感したふたり。まだまだ聴きたそうでした。


ここでスペシャルゲストが登場。なんとタレントの乙葉さん。
いつも4歳のお子さんといっしょに「プリキュア」を観ているんだとか。メロディとリズムに会えて笑顔でした。「子どものころに観た作品は心に残る。『プリキュア』も友だちっていいなと心が温かくなるから、親子揃って楽しんで欲しいです」とコメント。
乙葉さんは「プリキュア」イベントによく行くらしくて、この夏池袋で開催されていた「スイートプリキュア♪ キラキラハーモニー」もお子さんといっしょに楽しんだとか。キャラクターショーや、スタンプラリーのことを嬉しげに語っていた(ちょっとはずかしそう)。スタンプラリーってワールドインポートマートビル内のイベント会場だけじゃなくて、池袋サンシャインシティ全体で行われていたので、コンプリートするのは大変だったんだよねえ。ちなみに好きなプリキュアはリズムだって。

「映画 Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」(07年)から毎年続いている、観客参加型アイテム、ミラクルライトは今回ももちろん配られる(中学生以下の子どもにだけ……!)。テーマになっている「音楽」にちなんだ音符型のミラクルライトーン
舞台挨拶終了間際に「これで私たちを応援してね!」と子どもたちとミラクルライトを振る練習をする小清水さん。
折笠さんも「みんなのこころがひとつになるのは楽しい!」とライトをブンブン。
「プリキュア~! がんばれー!」

最後に小清水さん。「映画なんだけどアトラクションみたい。私が子どものころにもライトがあればなあ」。小清水さんの分までミラクルライトで応援だ!

あ、そういえばキュアミューズの着ぐるみってまだ見てない。え? 29日(日)の初日舞台挨拶に来るって? 楽しみだー! よーし、来週の舞台挨拶もレポートするよー!(加藤レイズナ)