大学に萌えな美少女先輩しかいないんである。しかも、次々と登場し、親切にしてくれて、なんかいい感じなのだ。
こ、これはどこの大学だ。

まーもちろん現実の話ではない。妄想だ。妄想というか、「おいでよ DENTSU!!」という大阪電気通信大学の大学案内アプリ(無料)だ。
これが、ただの大学案内ではなくて、恋愛ゲーム風なつくりになっているのだ。

プレイヤーは、大阪電気通信大学のオープンキャンパスにやってきた学生という設定。

「さぁてと、どこから行こうか」
ってんで、表示された大学のマップ。
6つの学科から選択してタップしてGO!

たとえばT学科を選択すると、メディアコンピュータシステム学科校舎の写真が表示される。
と! ばさばさー。書類をぶちまけちゃった人が……。拾うのを手伝ってあげたその相手を見て、(おお……か、可愛い……)。
岩船つつじというメディアコンピュータシステム学科の3回生。
完全にいまどきの美少女アニメ的な美少女グラフィックな美少女先輩の登場にびっくり。髪の毛が薄い紫色だからなー。
その美しすぎる先輩が、お礼も兼ねて学科案内をしてくれますよ!
「ここは11号館。1階は就職課だけど、2階以上は、T学科の研究室が入ってるの」
T学科っていうのは、メディアコンピュータシステム学科の略称。
「君はどんなことに興味があるのかな?」
って聞かれ、「システム」「ロボット」「ソフトウェア」「特に…」の選択肢が出て、選ぶと答えてくれる。

てな感じで、他の学科に行っても、次々とあらわれる個性的な美少女先輩たち。

健康スポーツ科学科に行くと、雪柳しのぶさん。格闘ゲーのマニアで、ふたつなは「枚方のミスボンバー」だ。
理学療法学科は、ツンデレ白衣(でも、顔にご飯粒ついてますよ)の鴻池つばき先輩。
デジタルゲーム学科は、「なんでこんな所に子供がいるんだ!?」「失礼ね!これでも私はデジタルゲーム学科の3回生!星田もみじよ!」の星田もみじ先輩。
デジタルアート・アニメーション学科は、野崎さくら先輩、またの名を(いきなり写真を撮って)カメラキャプターさくら!
えー、男はまったく出てきません。ぜんぶ美少女です。
どんな大学だよ!

いくつか学科を見学すると、時間がなくなってしまって、帰りのバスしか選べなくなる。しょうがなくバスを選ぶと、なんと偶然に……!

というまあね男子学生典型的妄想万歳やっほー! というスタイル。

しかし、この発想はなかったw
アプリ「おいでよ DENTSU!!」は、「電ch!」という大学生による番組制作プロジェクトの「企画コンペ」から生まれた作品。学生がつくっているのだ。
だから、アプリで案内されて大学のことを知る、というだけじゃなくて、「こういうアプリを作っちゃう学生たちがいるんだ!」ということそのものが大阪電気通信大学のパワーを示す良い案内になっている。いいヨネ。
(米光一成)