中日は1日、井端弘和内野手(36)にドーピング違反があり、NPBの裁定により、井端にけん責処分、球団に300万円の制裁金が科されたと発表した。2007年の導入後、日本選手の違反者は初。ナゴヤドームでの阪神18回戦の試合前に佐藤良平球団代表が会見した。

 同代表によると、井端は7月のドーピング検査で禁止薬物の「プレドニゾロン」が検出されたという。これは眼病治療に使用していた薬に含まれている成分だという。服用当初は医師の診断書とともに使用の申請書を提出し許可を得ていたが、09年5月末の書類の期限失効後は新たに申請をしていなかった。同代表は「球団の責任が大半を占めます。大変申し訳ありません」と謝罪した。

 なお、井端は阪神戦に7番二塁で先発出場した。