ザ・ローリング・ストーンズが来年結成50周年を記念するツアーを行うという憶測に対して、ボーカルのミック・ジャガーはその可能性を否定している。
ザ・サン紙との取材に応えてミックはバンドが4年ぶりのツアーに乗り出すという期待は持たないようにと語っている。ストーンズは来年の7月12日にロンドンで初めてライブを行ってから50年目を迎えることになり、ギターのキース・リチャーズは「なにかが風のなかで囁いている」となにかしらのイベントの可能性をほのめかしていた。
しかし、50周年記念ツアーの実現性はあるのかと訊かれてミックは「息をつめて待ったりしないように」と語り、さらに次のように続けた。
「バンドっていうのはどつぼにはまるものなんだよね。特にブルース・バンドとして始まったバンドって、やるせないブルースをそのまま生きちゃうことになるんだよ」
また、ミックはストーンズが50周年記念を式典という形で祝うことになった場合にはキースは招待されないとも先頃語っている。ふたりの仲はキースが昨年上梓したミリオン・セラーとなった自伝『ライフ』のなかでミックの性器を短小だと言い及んで以来、険悪になっているとされている。
また、ミックは自身がデイヴ・スチュワート、ジョス・ストーン、デミアン・マーリー、A・R・ラフマーンと結成しているスーパーバンド、スーパーヘヴィでの活動の方がよっぽど気楽だとも語っている。スーパーヘヴィのデビュー作『スーパーヘヴィ』は9月21日にリリースされる。
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